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その後の自称神(笑)の説明によると、私は本来死ぬ予定はなかったものの、『事故死』の扱いを受ける予定だった人と間違われてお陀仏したらしい。事故死って予定されてるんか、怖すぎだろ。
しかも私が転生するのは地獄のような世界らしく、それも神の手違いだそうだ。つくづく仕事の出来ない奴だったらしい。
「お詫びと言っても許していただけるか分かりませんが、転生時の自己情報はご自身で決めていただくことも可能です…本当に申し訳ありません…」
「…次の人生がどんな世界かわからない状態で設定決めろって?ふざけてんの?」
「そうですよねすみません…!!!
…ええと、あなた様が転生する世界は西暦でいうと2004年、国は日本です。大多数の人には見えない霊のようなものが存在する世界で、多くの死者も出ています。…すみませんこんな世界で…」
「霊?…それって、祓えないの?」
「祓う職業…所謂『呪術師』もいらっしゃいますが、死亡率はダントツで高くなっています。…こちらの不手際ではありますが、死に急ぐような職業はおすすめしません…」
霊って。呪術師って。
そんなのもう、まるっきり呪術廻戦じゃん。
神の言う地獄のような世界は、私にとっては天国のような場所かもしれない…そう気づいた私には、一つの希望が見えた。
「…なるよ、呪術師。というかならせろ。設定は決めれるんだよね?…あ、そのタブレットみたいなやつ?ちょっと貸して」
え、ちょっと、と狼狽える神から無理やり奪い取り、プロフィール帳みたいなものに次々と書き込んでいく。
…見た目は今のままでいいや。少しくらい胸を盛ってやりたい気もするけど、色気の「い」もない私にはただの重荷だろう。
「…ちょっと、術式もほしいんだけど」
「あ、でしたらこちらのリンクを押していただいてですね、そうすると入力フォームがでてきますので、なるべく詳しい内容を書き込んでいただければあとはこちらで…」
「身体能力も底上げしたいんだけど、デメリットとかある?」
「ええと…前世よりも過度に高い身体能力にしてしまいますと、身体中の筋肉が追いつけずに爆散いたしますので…」
「じゃあ爆散しない範囲で最高値まで上げてほしい」
「かしこまりました…」
一通りの設定を書き込み、こんなものかと見返してみる。…うん、大体良さそうだ。反転術式もほしいけど、それは後で習得を目指そう。
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匿名(プロフ) - 白狐さん» ありがとうございます。とりあえず早くさしす組を登場させられるように頑張ります! (3月22日 7時) (レス) id: fb28870297 (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - イラスト上手ですね!お話も面白いです!更新頑張って下さい!! (3月21日 22時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:匿名 | 作成日時:2024年1月29日 23時