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ガターン、と無機質な音だけが教室に響く。勢いよく立ち上がったため椅子がひっくり返ったのだ。いやそんなことどうでも良くて。




「挨拶にすら来ねぇなとか思われてんのかな……やばい…殺される…」

「そんなんじゃなかったけど。純粋な興味って感じ」





ま、挨拶くらい行けよとは思うけどね。
最後にそう言われて、この話題は終わった。本当にその通り。その通りではあるのだが、2ヶ月もコンタクトがないと勝手に気まずく感じてしまう。自然体で行くと宣言した私はどこへ行ったのだろうか。…いや、無理に行こうとしないのが私か。例え傍から見て見苦しかったとしても。





「今日も怪我無し、か。本当どんな身体してんの、解剖してみたいな…」

「やだーえっちー」

「(スッ」

「無言でメス取り出さないで」




せめて麻酔してくれ、と言ったらそうじゃないだろとため息を吐かれた。やだな、冗談だよ冗談。ヤバイ奴みたいな目で見ないでくれ。




「怪我は無いけどストレスはやばいよ」

反転術式(これ)じゃそれは治せないね」

「…硝子と話せば治るんだよねー」

「そろそろ行けば?次の任務遠いんでしょ?」

「辛辣すぎるでもそこも好き」

「はいはい」





これから一週間は北東北巡りだ。青森秋田岩手の3県。その間一度もここには戻れないし、硝子の顔も見れない。
ホームシックならぬ硝子シックになりそうだ、と呟いたらLINEすればいいじゃん、と返された。こうしてたまにデレ(?)がくるから堪らんのだ。







「じゃ、行ってくる」

「ん。…死ぬなよ」

「あー、それだけは絶対保証できる」




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8月、猛暑。→←6月、任務。



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匿名(プロフ) - 白狐さん» ありがとうございます。とりあえず早くさしす組を登場させられるように頑張ります! (3月22日 7時) (レス) id: fb28870297 (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - イラスト上手ですね!お話も面白いです!更新頑張って下さい!! (3月21日 22時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:匿名 | 作成日時:2024年1月29日 23時

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