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地図に示してあった場所から結界をくぐると、変な安心感に包まれた。これって天元様が張ってるのかな？なんて無知を悔やみながら、案内人も居ないことに気づく。
「ま、そりゃそうか」
実は本来の顔合わせは三日前。季節遅れのインフルエンザにかかったため、昨日まで外出ができなかったのだ。
とは言え荷物はもう届いているだろうし、アニメを見ていたおかげでカラー付きの景色にも慣れている。確かここは虎杖が歩いていた場所、こっちはみんなが訓練しているグラウンド、なんて次から次へと現れる聖地巡礼スポットを巡っていたら、大きな校舎まで辿り着いていた。
「靴…は一応脱いでくか…」
だだっ広い割に人気のない校舎。ちょっとさみしくも感じるけど、これは原作が始まる10年前なのだ。人手が足りていないのもしょうがないかもしれない。…それになんて言ったって、これから黄金時代がくる。多少のことなら彼らで覆うことができてしまうのだろう。
そういえば、歌姫先生は五条たちの3歳年上だったはず。とすると、今は4年生ってことになるのか…？歌姫先生に会いたい、あの巫女衣装好きなんだよなぁ。
でも冥さんもいいな、私お金持ってないけど。後払いじゃダメかな。
手当たり次第に教室を覗き込み、ドアを開けては翻す。
「ほんとに誰も居ねぇ」
もしかして3人揃って初任務か？なら私は夜蛾先生のところでも行けばいいのか…？
はぁ、とため息を付いて次の扉を開ける。ココにも誰も居な＿＿＿＿＿＿
「…お、新入生？」
「ｼｮｯ……！？」
茶髪のボブ。気怠げな眼と、口にくわえた…チュッパチャプス？
画面の向こうで何度も見た家入硝子が、こちらを見て笑っていた。
「やったー、もうひとりって女子だったんだ」
「申し訳ないんですけどどちら様で…？？」
「家入硝子。同じ1年だよ」
よろしく、と笑う彼女に心臓が持っていかれそうになった。破裂とかしたら反転術式で治してもらおう。
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匿名(プロフ) - 白狐さん» ありがとうございます。とりあえず早くさしす組を登場させられるように頑張ります！ (3月22日 7時) (
レス) id: fb28870297 (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - イラスト上手ですね！お話も面白いです！更新頑張って下さい!! (3月21日 22時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名 | 作成日時：2024年1月29日 23時
