検索窓
今日:2 hit、昨日:53 hit、合計:10,442 hit

. ページ13

.






「お前、なんで呪術師になろうと思った?線引をしているなら関わらないのが一番だろ」

「…夜蛾学長みたいなこと聞くんだね」







神は私が呪術廻戦の有識者だということは知っている。
でも目的は知らない。





「私は呪術師を守りたいの。…特に、原作死亡勢。その中でも夏油は近くに居ないと護れないから、高専に入る必要があった」

「死亡ルート回避なら10年後でもいいじゃないか」

「それだと夏油の心は守れない。肉体も精神も、2つ揃って無いと意味がない。
弱者は強者に守られるなら、私は強者を守る存在になろうと思ってる」



だからあの術式か、と隣でため息が聞こえる。




「それも全部…誰かを独りにしたくないからなんだけどね」



彼らが望んでいるかは知らないが、同期の死に行く姿を見るよりはマシなはず。そう告げると鼻で笑われた。



「自分勝手だと思う?」

「……お前の人生だ、好きにやればいいさ」











.












都内とは思えない景色の先に、結界が見えた。
あれが、呪術高専を囲む砦だ。此処から先は私一人で入る必要がある。




「外から持ち込み禁止だから、神は一旦ココでバイバイね」

「中でも呼ぶなよ、警報が鳴るぞ」

「呪力登録すれば大丈夫なはず」



気をつけろよ、ヘマやらかすなよとお母さんみたいに念押しされた。あれでいて優しいところもあったらしい。いつでも呼べるけど、それでも話し相手はいなくなる。



少し淋しいかもな、と絶対口には出さないけれど思ってみたりしながら、天界に帰る神を見送った。




.

.→←4月、入学。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
154人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , さしす組 , 救済
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

匿名(プロフ) - 白狐さん» ありがとうございます。とりあえず早くさしす組を登場させられるように頑張ります! (3月22日 7時) (レス) id: fb28870297 (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - イラスト上手ですね!お話も面白いです!更新頑張って下さい!! (3月21日 22時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:匿名 | 作成日時:2024年1月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。