【呪術廻戦】五条悟の妹は呪詛師らしい

呪25 ページ28

『ねぇお兄ちゃん』


悟｢ん？なーに？A｣


『なーに？じゃなくて、私の術式どう思う？

ほんとにこのままで上手く使いこなせるのかな？

私って呪力が強いって言われるけどもっと自分に合った呪力の絞り方を見つけたいって言うか…』


悟｢うーん？Aは可愛いからなんでもOKだよ｣


『はぁ…真面目に聞いてよ！』


悟｢だってー。

Aは高専でも1番強いし今はこのままでも十分だと思うんだけどなぁ…それでももっと自分を磨きたいだなんてさすがA！

僕の妹！最高！｣


『…はいはい、分かりました』




これ…何？

何この風景…？

ここは…呪術高専？



どうして私が高専の制服を着てお兄ちゃんと話してるの？

“高専で1番強い？”

…一体どういう…。


悟｢ほんとに…Aが呪術師になれて良かったよ。

僕も頑張った甲斐があった。

こんなに元気になってくれて神様に感謝感謝♪｣



…あぁそうか。

ここは私の“夢”か。

…どうりで馬鹿らしいわけだ。






お兄ちゃんがいくら頑張ったところで私の“呪い”は解けなかったのに。









くだらない夢を見たせいで目が覚めて時計を見ると2:00。

スマホを確認すると悠仁からメールが入っていた。



悠仁《今日はありがとな！！今度飯でも食いに行こう！》



高校生…元気が有り余ってる。

いいなぁ。青春、してるんだろうなぁ。






ｶﾞﾔｶﾞﾔ ｻﾞﾜｻﾞﾜ


ん？なんだろう？外が騒がしいな。

何かあったのかな？


私は羽織りを着て部屋のドアを開ける。


するとそこに広がっていたのは…

光る砂浜。青い海。常夏のような空気。


…またここか。

遠くで真人がビーチチェアに座って本を読んでいる。




真人｢ん？あれ？A？来たんだ？｣


『来たんじゃなくて来ちゃったの』



すると後ろの方から閉めたはずのドアが開く音がした。



『先生』



傑｢あれ？A、こんな時間にどうしたんだい？｣


『なんだか目が覚めてしまって』




…と、また扉が開く。





『花御…と、何…漏瑚。…いつもに増して気持ち悪い…』



現れたのは花御。…漏瑚の首だけを持った。



傑｢漏瑚はね五条悟に挑んだんだよ。…上手くいかなかったようだけど｣


『はぁ…？お兄ちゃんに…？…

馬鹿じゃないの？アンタがお兄ちゃんに勝てるわけないでしょ？

だってアンタ弱いもん。』



漏瑚｢小童…調子に乗るなよ！

アイツと同じ台詞を吐くなどさすが兄妹だな？

あぁ腹が立つ！｣

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