【呪術廻戦】五条悟の妹は呪詛師らしい

呪20 ページ23

仕方ない、バレたならこの子も殺すしかないかな。

若い芽を摘むのは別に好きじゃないけどわたしの邪魔になるモノは排除しておかなきゃいけない。




『…秘涙操』


悠仁｢えぇ！すげぇ！五条先生の妹なの！？｣


『…うん、』



私が術をかけようとした瞬間、虎杖悠仁は楽しそうに騒ぎだした。


悠仁｢えーー、ほんとにそっくりだなぁ…先生に似てめっちゃ美人！｣



…何この子、

なんでこんなに警戒心無いの。

いくら五条悟の妹だからって呪術師を知らないって言った私を何も疑わないなんて…ほんとに呪術師なの？



悠仁｢ん、｣



虎杖悠仁はニコッと笑うと私へ向かって手を差し出
す。



『…何？』


悠仁｢俺と友達になろうぜ！｣


『…友、達？』


悠仁｢おう！｣



友達って、あの、友達？

いつも自分と仲良くしてくれる人の事？

なんで、…

私、…友達なんて今までいたことないのに。

どうすればいいか…わからないのに。



『何言ってるの、今会ったばっかりの人に。

虎杖さんっていつもこうなの？』


悠仁｢悠仁、でいいよ。

んー、俺友達になるのに時間とか気にしねぇし…｣


…


いや、ダメだ。

何考えてるの。

この子は殺さなきゃ。

私の居所がお兄ちゃんに伝わったら困るんだから。




いや、私がこの子を利用すればどうだろう。

お兄ちゃんを上手くこっちの思惑通りに誘導出来るかもしれない。

…一か八かやってみるか。


使えなかったら、その時は消してしまえばいいし。



『…いいよ。友達、なろう。』



私は虎杖悠仁…いや、悠仁の差し出した手を握り返す。



『だけど、お兄ちゃんには私と会ったこと言わないで』


悠仁｢お？なんで？｣


『今喧嘩して家出中なの。…ね、お願い』


悠仁｢…まじか。

おっけ、わかった！言わねぇよ。約束は守る。｣


『ありがとう！…私の名前は五条A。


よろしくね、悠仁。』


悠仁｢おう！よろしくな！｣


せいぜい頑張って働いてね、虎杖悠仁、…君。









------------呪霊'sアジト-------------
『先生、今日ね、呪術高専の生徒にあったの。お兄ちゃんの教え子』


傑｢…A、それは大丈夫なのかい？私は五条悟には近づかないようにと｣


『聞いてください！

…私、上手くやってみせます。あの子…虎杖悠仁を上手く利用してお兄ちゃんを操れるようにやります、』


傑｢今、なんて？｣


『…え？…上手くやるって』


傑｢違う、誰だって？｣


『…虎杖…悠仁』

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