イヤホン少女は優しい声が聞きたい１【呪術廻戦】

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Aside



宿儺「起きろ小娘。」


『…生得領域？』


宿儺「そうだ。」



とある何でもない日。

寝てたら宿儺の生得領域に連れてこられた。



『…私、宿儺に聞きたいことがあったの。』


宿儺「なんだ？」


『私の呪力って、宿儺の指何本分？』


宿儺「ふむ…。」


『強さじゃないの。単純な呪力量が知りたい。』


宿儺「ざっと3本程度だろ。」


『(だとしたら7倍以上取り込めばいいのか。)ありがと。』


宿儺「それだけか？」


『え？まだ何かあったかな…。』


宿儺「耳を塞がずに生活する方法とかな。」



ん〜っと頭を捻っていると、耳元で囁くように言われて肩が跳ねる。



宿儺「なんだ。耳弱いのか？」



未だ耳元で話す宿儺肩をグイッと押して離す。



『イヤホンを付けなくていい方法があるの!!?』


宿儺「おおおおおおおお落ち着け。」


『あ、ごめん。』



肩掴んだままゆっさゆっさと前後に振ってた申し訳ない…。



『それで、その方法って？』


宿儺「己の呪力で耳を包めばいい。
それか鼓膜を破れ。」


『鼓膜破ったら術式使えないから。
あと呪力で耳を覆うのは昔試したよ。』


宿儺「それでいけるはずだが。」



もう一度やってみろというから言われた通りにする。



宿儺「そうでない。」


『え？』



両耳に宿儺の手が触れる。

そして私とは少し違う方法で耳を呪力で覆われた。



宿儺「これで外に出てみろ。」


『…本当にこれで大丈夫なの？』


宿儺「いいから行け。」


『ありがと、宿儺。』

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