どうも、呪縛師です【呪術廻戦】

なんやかんやで同期が1番落ち着く ページ16

Aside






その後あれこれと話をしているうちに自販機の前にたどり着いた。
千円札を入れると押し慣れたブラックコーヒーと緑茶のボタンを押す。




ｶﾞｺﾝｶﾞｺﾝ!!




よいしょ、と屈み落ちてきた缶を2つ取るとコーヒーの方を恵に渡す。



｢すいません｣
『いーよ』




プシュとプルタブを開けたところで、
こちらへ向かってくる声が聞こえた。




｢お、Aじゃねぇか｣


『おぉパンダ、久しぶり』




｢おーい2人〜｣と、たった今パンダが曲がってきた角を覗き込み、恐らく他の2年であろう2人に声をかける。



長くなりそうな予感がしたので『恵、先戻ってな』と眠そうな人物に声をかけると、｢あ、はい｣と素直に歩き出した。私も眠いんだがな…




パンダ｢Aいるぞ〜｣




｢あ？帰ってきてんの？｣｢いくら｣と、曲がり角の奥で予想通りの声がし、2人が姿を現す。




禪院｢うわマジじゃん｣



『何その反応、4週間ぶりなんだからもうちょっと喜んでいいよ』



禪院｢喜んでるよ。な？棘｣



狗巻｢しゃけ！｣



禪院｢ほら｣



『じゃあ人の顔みて最初に"うわ"っていうのやめれ』



パンダ｢いやぁでも本当に久しぶりだよな〜｣




パンダが感傷に浸っている横を真希が通り過ぎ自販機の前に立つと、当たり前のようにこちらを見てコーヒーを指さした。




『ったく。おつり、入れっぱだから使っていいよ』



真希｢っしゃ｣



パンダ｢俺コーヒー｣



狗巻｢こんぶ！｣





.







.







｢で？｣と、机に身体を預けペットボトルの蓋を開けた真希が口を開く。




禪院｢今年は交流会出んだろ？｣



『ああ〜どうしようね』



禪院｢てか出ない選択肢ないだろ｣



狗巻｢しゃけ｣



パンダ｢去年はA出れなかったもんなあ｣



『思い出させないでまじトラウマだから』



禪院｢悟ガチギレ事件？｣



『ガチギレどころじゃないよ』



パンダ｢でもAもAだろ？縛り無視して領域展開して挙げ句瀕死って、そりゃ悟もキレるよ｣



『やだやだこの話終わり』






.

記録:2017年7月12日→←作者より

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