･ ページ19
no side
ー同刻。
場所はAのいる位置より北東へ行ったところ。
｢(Aの近くに強い呪力…特級、いや1級か？)｣
本命であった一級の呪霊を祓ったところで、呪霊の気配が強くなるのを感じる。そして、
｢おいおい、冗談はよし子ちゃん｣
五条の目の前に、二体の呪霊が現れた。
｢おたくら特級だよね？…この森どうなってんの？特級と1級が同時に三体とか聞いたことないよ｣
｢｢ｳｩｩ｣｣
｢A、ちょっと持ち堪えててよ｣
.
.
.
Aside
『(領域展開、しかなさそうだけど…)』
三級四級呪霊を祓う際に、"壱番"と"弐番"は使っているので、残りの縛りは"零式"と"呪力を限界まで減らすこと"。
"零式"の縛り消化は五条先生まで巻き込んでしまう可能性があり危険なので諦め、先程から術式は使わずに呪力の出力を最大にしての攻防を繰り返している。ちなみに、近接での戦闘は小さい頃から五条先生に扱かれているのでどちらかと言えば得意だ。
『(得意、とは言っても…1級相手じゃ時間の問題)』
呪力の出力を最大にするのと共に、より早く呪力を減らすために自分に"壱番"の術式をかけているので、長丁場になると体力もしんどくなってくる。
.
『(そろそろ、いけるか…)』
"弐番"で呪霊の隙を作る。
そして、
『領域展開…ｯ白河夜船』
掌印の途中で胸の辺りがドクリと脈を打つのを感じるが、それを無視して領域を展開し、
｢ｸﾞｯ｣
呪霊を気絶させるとすぐさま"弐番"で祓う。
.
『…ｯふぅ』
呪霊の身体が消えるのを確認すると少し上がった呼吸を整えるためにため息をついた。"縛り"無視の領域展開は経験がなかったので何が起きるか不安だったが、少しの胸の痛みと息苦しさを感じるだけで他はなんともない。試しに手をグーパーしてみるも普段と何ら変わりない。
『よかった…五条先生終わってんのかな』と独り言を呟き、先生を探しに行くために
1歩目を踏み出した、、、
.
.
.
.
はずだった。
.
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2648人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麗葉 - 最高すぎます！続き行ってきます！(((((((((((っ･ω･)っ ﾌﾞｰﾝ (6月24日 23時) (
レス) @page49 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
あんパん(プロフ) - 安仙任さん» ありがとうございます！！頑張ります！！ (2021年2月20日 11時) (レス) id: 543e9be939 (このIDを非表示/違反報告)
安仙任(プロフ) - とても面白いです！続きを楽しみにしてます！これからも頑張ってください(^^） (2021年2月19日 16時) (レス) id: 80f06437e4 (このIDを非表示/違反報告)
あんパん(プロフ) - 枕野れいさん» うわああ！！ありがとこございます！嬉しいです！！頑張ります！ (2021年1月5日 21時) (レス) id: 543e9be939 (このIDを非表示/違反報告)
枕野れい(プロフ) - 女優さんのお話の方から来たのですが、まさか呪術廻戦書いてくださるとは！！応援してます！ (2021年1月4日 20時) (レス) id: 7b5f3ba3ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんパん
| 作成日時：2020年11月12日 17時
