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まず手加減 ページ9

『じゃあね、まず向かい合うように座るよ』

悟『おう』

2人して床に正座して向き合う

『使うのは、ヘルメットとぴこぴこね』

『それと本気で戦うこと』

興味深々に聞く悟を見ながらヘルメットとぴこぴこの使い方を教えた


『よし、それじゃあ行くよ』

『叩いて被ってじゃんけんぽん』

その瞬間悟に負けた
すかさずヘルメットを掴み、頭に被ろうとする

読み込みの早い悟はぴこぴこへと手を伸ばす

私には圧倒的な自信があった経験の差でどんな強い相手だって勝てるのだという自信が

絞り出せ!今ある力全部を!

ここでみせてやるんだ、悟に勝つんだ!今ここで!!

『うおおおおお!』









『手加減を知ろうよ、悟』

コテンパンにやられた私はぴこぴこだというのに何故かたんこぶができてしまった頭をさする

悟『本気でって言った』

『…言ったけどさ』

『バカに近づいちゃうから、頭の細胞壊して欲しくないんだよ』

悟『もう手遅れ並のバカだろ』

『うっわ!酷ーい!傑に言いつけてやる!』

悟『はぁ?んでだよ!』

少し焦ったように声を荒げる悟から逃げるように素早く立ち扉の近くまで後ずさる

『やーいやーい!傑には敵わないー!』

ばっとドアを開けて、廊下をダッシュする

必死に逃げるも後ろには追いかけてくる悟
足長星人の悟はやはり速い

すぐにでも追いつかれては、首根っこを掴まれるだろうと予想して、曲がり角をうまく活用して逃げる

まるで鬼ごっこみたいだ

『あっ!鬼ごっこ!!ねぇ悟!』

ぱっと後ろを振り返るとそこには鬼の形相をした夜蛾先生がいた

不意打ち→←暇すぎるんだなぁ〜



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設定タグ:五条悟 , 呪術廻戦 , さしす組
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作者名:猿集合 | 作成日時:2023年11月9日 21時

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