10年かけて得た君の隣、絶対誰にも譲りません！3【五条悟】

行動力は大切ってわけ ページ46

『ねぇ，直哉』

直『なんやアホ』

『すっごい腹が立つんだけど』

直『あっそ』

『なんなのよ、全く…と言うか直哉ってコーヒー飲むんだね。お子様だから砂糖マシマシのやつでも頼むかと思った』

直『どっかのボンボンと一緒にすんな』

『そんなこと言っちゃっていいの？最強にまたボコられちゃうよ？

直『お前が言わん限りそんなことされんわ』

『ふーんそっか』

『…』

直『…』

直『なぁ』

『なんやアホ』

直『どついたろかほんま』

『もう殴ってるし』

じんじんする頭を抑え直哉を睨んだ

『すぐ手をだす癖直しなよ、好きな子できても嫌われるよ』

『それにそんなんじゃ結婚出来ないぞ』

直『アホ抜かせ、政略結婚やぞ？結婚出来るに決まっとるやろ』

『なんか悲しいね』

直『人のこと言えへんぞ、お前かて政略結婚やろ』

『まぁ最初は政略結婚って知った時は衝撃を受けたよね』

直『嫌やったん？』

『ううん、絶対仲良くならないとって思ったんだよね』

『私と悟が両思いじゃなかったとしてもお友達みたいなさ関係でいたくて、だってそんな関係だったらさ大きくなって結婚した後もずっと仲良く気まずくないまま色んなこと話したり遊んだり支えあったり出来ると思ったから』

『嫌われたままじゃ、結婚した後ひとりぼっちかもしんないしね』

『だかあまぁ、直哉に結婚する人が現れた時は仲良くするんだよ』

『きっと人間嫌いで内気な直哉もその人と仲良くなることで良い部分もダメな部分も知ってきっと好きになっていくから』

『ね？』

直『…誰が人間嫌いで内気やって？』

カタンとカップを置いた後目線を直哉に移せば怒っている様子が目に入った

『あ、あれ？なんで怒ってるの？』

直『なんでやろな？』

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