10年かけて得た君の隣、絶対誰にも譲りません！3【五条悟】 (ページ4)

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おまじないページ4

硝『おかえり、2人で任務に行ったらしいじゃん』

悟『なんだよ』

硝『いや、相変わらず仲良いなって話』

悟のおかげで任務はすぐに終わって、速攻高専に戻ってきたわけだが、硝子は微笑ましそうに絡んできてくれるけど

何故かいつもなら悪ノリしてくる傑はにっこりと愛想笑い

『…？傑、大丈夫？』

傑『あぁ…大丈夫』

疲労困憊なのだろうか、悟と並び任務の量は凄まじく多いはずだ

『なんかあったら相談してね』

と言っても、さっきまで私は悟に相談していたけれども

傑『うん、そうだね』

やっぱり何処かおかしいような気がする

『…おまじないをしてあげよう！』

傑『…？何それ』

『いいからいいから、手出して』

すっと、ごつい手を差し出してくれたので、手のひらにチョコを置き軽く握られせた後

両手で傑の右手を握り

『明日も一緒に頑張ろう！』

そう言って、傑の手から自分の手を離す

『はい！そのチョコ食べる！』

指示に従うように、右手に乗るチョコを包み紙から取り出し、口に含んだ

『これで、おまじない完了です！！』

硝『それってなんかあんの？』

ぴょこっと隣から硝子が現れる

『んー、でもね小さい頃に、このおまじないしてくれた時なんか元気出たから、効果あるって信じてるの』

悟『どんな感じ？』

次は悟がまだ口をもごもごさせている傑に疑問をぶつけた

傑『甘い』

悟『…』

悟『…俺もして』

『……悟は絶対甘いもの目当てでしょ』

と言ってもこれで悟が諦めるわけがなく、傑と同じおまじないをした