どんなことだって ページ27
『伏黒くん知ってる?1年生は2人らしいよ』
『ここも賑やかになるのかな』
伏『2人ですよ?』
『2人でも賑やかになるもんなるの、お友達作るんだよ?』
余計なお節介なのは分かってるけど、伏黒くんは可愛いから仕方ない
『それとね、伏黒くんがここの生徒になった時私先生だから、A先生って呼んでね』
伏『A先生』
『あはは、早いよ。まだ違うんだから』
『あっそれと、悩んだ時とか困った時とかは頼ること!これいい?大切なことだからね』
ぎゅっと伏黒くんの手を握る
そう、人に頼ることは大切なんだ
頼ることがどれほど大事で、どれほど仲間に安心を与えられるのか、それを知って欲しい
頼るから動ける、頼ってくれるから異変にいち早く気づいて相談したり、支えになってあげられる
『絶対に頼るんだよ。それは決して恥ずかしいことじゃないから』
頼ってくれさえすればどうだってできたんだ
だから、もう繰り返さないように
支え合う仲間ができるように
『じゃあ、私は自室でお茶飲んでるから、何か気になることがあったらなんでも聞いてね』
伏黒くんの手を離した後、そう声をかけるとぺこりと頭を下げた伏黒くんにびっくりする
伏『色々とありがとうございます。後、恵でいいですよ』
伏『五条先生で慣れてるんで』
『そっか、じゃあまたね恵』
伏『はい』
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作者名:猿集合 | 作成日時:2023年11月9日 21時