10年かけて得た君の隣、絶対誰にも譲りません！3【五条悟】 (ページ26)

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話ページ26

『そのたび何度も悟には弱いザコって言われてきたなぁ、、ってそれは今もか』

とほほっとほろりと涙を流せば不思議そうな顔をした伏黒くんと目が合う

伏『強いですよ？充分』

『あはは、それ言われたの2回目だ。懐かしい』

伏『？…』

『伏黒くんはさ守りたい人とかいる？』

伏『はい、一応』

『一応かー、でもいいね大事だよそれ』

『私もね守りたい人がいるんだ。その人は強くてかっこよくてなんでもできるだよね』

伏『(五条先生のことか？)』

『でもね、すごく寂しがり屋なの…いつだったか彼の大きく頼もしかった背中も、元気な笑顔もいつのまにかなくなって、泣いたりそういうのが増えた時』

『私が守らなきゃって、こんな自分でも彼を守らないとって、彼は全部1人で解決しようとするから』

『人に頼るような人じゃないから』

『だからね、慣れない術式も、感覚も全部完璧にしてやるって意気込んで、ここまできたんだ』

『だからね、人を守るとかそう言うのはとっても大事なことだと思うんだ。その人のためにって頑張れて強くなれる…ライバルがいればもっと頑張れるけどね』

『まぁここは狭いからライバルとかは少ないかも』

『自分ばっか喋っちゃってごめんね、次寮見に行こっか』