優しさ ページ25
伏『っ!!』
なんでそんな焦った顔するんだろう
そう思った直後、ぽぽぽっと音がしてわらわらとうさぎが現れる
『えっ、かわいい!』
真っ白なうさぎにうわああとなっているとぼふっと音を立ててうさぎたちの上に落ちた
『ん?』
攻撃をするとかでもなく、ただただ私を…?
チラッと伏黒くんを見て見ると、本気で焦ったような顔をしたままでいる
『!!』
うさぎの上から退いた後、自分を無効化して
空中をスキップ混じりで歩きながら伏黒くんに抱きつく
『優しい!!私が地面にぶつかっちゃうって思って、うさぎ、、脱兎だよね?出してくれたんだね?』
『ありがとー!!でも大丈夫なんだよ〜』
ぎゅうぅっと抱きしめてると、悟が決着は?と声をかけてきた
それに反応したのか、伏黒くんが動こうとしたところで、伏黒くんの体を術式で動けなくする
『私の勝ち!伏黒くん動けないようにしたからね』
悟『じゃあ、離れて』
ぐっと首根っこを掴まれた後伏黒くんから離された
悟『それで、恵。楽勝だった?』
伏『…いや、てご((悟『うん、だよね!』
『悟』
伏『……、て言うかAさん、なんであんな』
『ん?…あぁ、私の術式はね重力操作なんだよ。だからなんて言うの?』
『実は地面ギリギリで自分の術式使って、重力無効化にしようとしてたんだよね』
『だから、あんな高いところから落ちても私大丈夫なんだよ?』
『でも、助けてくれたのは嬉しかったよありがとね』
伏『はい』
悟『恵は、Aに勝てるぐらい強くなって欲しいから、これからも頑張って』
ぽんっと軽く肩に手を置く悟
伏『…マジでいってます?』
悟『うん、大マジ』
悟『ってことで、今からAは恵に色々教えてあげて、ここのこととか、寮とか他にも色々!!』
悟『僕はこれから任務だから、行ってくるね!』
バイバイと元気よく手を振るとアハハ!と笑いながら颯爽と去っていた
『悟って、いっつもあんな感じ?』
伏『はい…もしかして普段違うんですか?』
『いや、あんなんだよ変わらず』
子供の前でも子供なのかと思いながら、伏黒くんを案内することにした
『そう言えば、伏黒くんはさなんか私に聞きたいこととかある?なんでもいいよー質問して』
伏『Aさんは何級ですか?』
『おっいい質問!1級だよ』
『まぁ、相手止めれるし、空中で歩けるし、相手に重力倍にしてあげれるしで、結構強いかんね。自慢なんだよ?』
『まぁコツ掴めなさすぎて今も苦戦中だけど』
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作者名:猿集合 | 作成日時:2023年11月9日 21時