10年かけて得た君の隣、絶対誰にも譲りません！3【五条悟】 (ページ24)

今日:47 hit、昨日:12 hit、合計:13,958 hit

力量ページ24

『話は変わるんだけどね、伏黒くん』

伏『はい』

『伏黒くんの術式って、十種影法術だよね』

伏『はい、そうですけど...』

それに何の意味が？と不思議そうな顔をする伏黒くん

『いやあ、こっちの話』

禪院家の術式、全部苦手かも、直哉なんて1秒間に24回動くんだよ？
重心ずれるつっうのそして、次に十種影法術

10種の式神だっけ？
それに加えて、多分伏黒くん自体も動いてくるよね
戦い方教えてるの悟だし、飛び道具は流石にないとして

何処まで連携が取れているかが問題かな？

悟『できる？』

『舐めてもらっちゃ困るよ。私だって呪術師、勝たなきゃダメに決まってる』

悟『ふーん、じゃあ外行こっか』

は？と言う顔をした伏黒くんを連れて、グラウンドまでやってくる

よっこいせっと準備運動をする私を見てからか、気が付いたように視線を悟のほうへ向ける

伏『…』

悟『あはは、これも僕の優しさだよ？』

何を話してるのかは知らないけど、悟は生徒を煽るのが得意だな

煽られるのは嫌いなくせに

『よしっ、準備おっけーだよ！伏黒くんは？』

伏『…大丈夫です』

『うん、じゃあお互い頑張ろうね』

そう言って少し距離を置く

うーーん、どうしたもんかな
重力操作って言っても、昔からそんなに扱い方慣れたわけじゃないしなあ

叩くなら伏黒くん自身
うん、動き止めるか

手を組み式神を召喚する伏黒くんを見つめながら、術式を準備する

最初は、、

ぐんっと体が引っ張られる
瞬時に状況を把握する

蝦蟇か

『サポート型、、他の子は？同時召喚はできないの？』

伏『とっくにやってるよ』

バサっと音がしたと思ったら後ろに鵺

と思っていると鵺にがっしりと捕まえられる

うわぁ、舐めてたや

チラッと悟を見ると、明らかに舐めんなよと言う顔で見られた

『…怖い顔しないでよね。力量を測るこれも１つの作戦なんだよ？』

怒られたくないから嘘ついたけど
誤魔化せたと信じたい

伏『大蛇』

ぱっと鵺に離されたかと思うと下には大きな口を開けた大蛇

『うわお、ヤバいね』

術式を自分に発動し、自分自身の重力を無効化する

『やられっぱなしは嫌だから、次はこっちから仕掛けるからね！』

ぴょいっと飛び出し自分の術式をといた後、大蛇に触れて重力をかける

『2倍で倒れてよね』

大蛇に重力をかけて見ると、願い通り倒れてくれる

そのまま重力に従い地面へと近づく

次の攻撃を仕掛けようとするも伏黒くんの顔を見て、そんな意思が削がれた