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出来ること ページ21

その後、写真は消してもらえなかった

悟『そう言えばなんだけどさ、今日恵来るから』

『えっ!!ほんと?』

悟『うん、もう大きいし』

久しぶりの伏黒くんは、どれぐらい成長しているのか少しワクワクする

『まって、というかずっと思ってたけどなんで伏黒くんに会わせてくれなかったの?』

悟『懐かれたら困る』

『…それだけの理由?』

悟『当たり前でしょ、僕に懐かなくて、Aに懐いたら僕泣いちゃう』

しくしくとわざとらしく声に出す悟

『…そう言えば伏黒くんってもうちょっとで高専の生徒だよね、誰の受け持ち?』

悟『勿論僕』

『やっぱりか』

悟『何その顔』

『いや、伏黒くん大丈夫かなーって』

悟『大丈夫に決まってるでしょ、僕最強だし』

『いや、悟は生徒に経験積ませようとしすぎだから』

『大変と言うかないと言うか』

悟『愛の鞭だよ』

ヘラっと笑って見せる悟を一瞥して、軽くため息をついた

『まぁいいや、生徒数って何人なの?』

悟『今んとこ2人』

悟『転校生とかがきたら変わるかもだけど、そうそうないかな』

『相変わらず少ないね、、でもそんなもんか』

悟『で、なんだけど一年の教師は僕だけじゃないんだよね!』

『…もしかして私?』

悟『ピンポーン!!正解!』

悟『Aはさ、言っちゃえば弱いし。任せたって言うよりかは守ってあげたい!って思っちゃうんだよね』

『それ、悟から見たらでしょ』

悟『そりゃ勿論、周りから見ればAは充分強いと思うよ?2年の子達を育てるでも良かったかもだけど』

『分かったよ、それで結局?』

悟『目に届くとこにいて欲しい』

真剣な顔でそう言ってくれる悟に内心頬が緩みすぎてキモい状態だけど、どうにか真顔を保つ

『嬉しいけどさ、私の出来ることってないんじゃないかな』

悟はなんでも出来るし、教えるの上手だし、強いし、私の支えられるところが果たしてあるのだろうか

悟『目の保養』

『恥ずかしいな…って何それ!?』

ふざけないでと怒るとケラケラと笑う

悟『大丈夫、Aにしか出来ないことがあるよ』

『何よ』

悟『生徒に寄り添う』

どう言うことと頭に?を浮かべる私を置いて、悟は続ける

悟『結構大事なことだよ、彼らは子供だ。時に挫けたり、立ち直れなくになったり、その他諸々あると思うんだよね』

悟『その時、寄り添ってくれる人が生徒には必要なんだよ。まぁ僕がそれをすればいいってなるけど、僕冷たいし』

悟『それにAなら、些細なことでも気づいてあげられるでしょ?』

そう言って笑う悟に、学生時代の悟を重ねた

茶番→←甘い



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設定タグ:五条悟 , 呪術廻戦 , さしす組
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作者名:猿集合 | 作成日時:2023年11月9日 21時

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