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素直になれたら ページ18

ねぇ傑やっぱり無理みたい…悟の中のかけちゃった大事なピースは私じゃどうにもできないみたい

…どうしてたっけ私、どうしたら…今ここでうずくまっている彼を助けられるだろう

どんなに考えても答えはでてきやしなくて、そんな自分にため息が出る

悟との距離が離れていく、前よりずっと崖のようになって離れていく

必死に、離れてしまった距離を縮めるように橋をかけようとするけど、一向に私の橋が悟の場所へは届かない

一度でいいのに、たった一度私に本音を言ってくれたら…どうにか引っ張り出せるのに

私から顔を背けてしまった悟の心は硬く閉ざされてて…

拒絶されてる。
その真実が私の胸をきゅっと苦しめた


やっぱり、悟には傑が必要なんだよ

私じゃダメなんだ、傑じゃないと悟は帰ってこない

『あ、あのね、悟』

必死に悟の背中へと手を伸ばす

『その…』

ほんとに、こう言う時私っていっつもなんて言ってたっけ

大丈夫だよ?安心して、私がいるから

あぁ、ダメだ全部ダメだ
全部傷つけちゃうじゃんか
ダメだこんなんじゃ私彼女失格だ…ぽっかり穴が開いたなら、塞いであげなきゃいけないのに

そんなこともできないだなんて

『悟』

ボロボロと涙が溢れ出してくる

悟と名前を呼んだだけで、今まで抑えてきたものがプツンと音を立てて切れる

私の異変に気がついたのか悟が私の顔を見つめる

『ご、ごめん…私が』

飽きられちゃう、飽きられてしまう…頑張って涙を止めようとはするけど、体はいうことを聞いてくれない

止まって、止まって…


悟『ふはっ』

すぐ近くで悟の笑う声が聞こえた
笑い声が聞こえた瞬間私の思考は止まって悟を見つめだけの動作に入る

悟『ほんと、可愛い』

私のほっぺを軽く摘むとぐにーんと伸ばしてくる

『い、いだい"』

悟は私のほっぺから手を離すと、私の後頭部に手が回っていて、コツンとおでことおでこが軽くぶつかる。

ゼロ距離までに近づいた悟は私の目をしっかりと見つめながら言った

その瞳にもう迷いはなかった

悟『絶対守るから』

悟『だから、俺のこと見てて』

どこか吹っ切れたような表情をし
そう言った悟はいつもと違ってすごく大人らしくてドキドキと胸が高鳴った

悟『顔真っ赤』

また軽く笑う悟

短め、長め→←何もかも大丈夫



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設定タグ:五条悟 , 呪術廻戦 , さしす組
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作者名:猿集合 | 作成日時:2023年11月9日 21時

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