10年かけて得た君の隣、絶対誰にも譲りません！3【五条悟】 (ページ17)

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何もかも大丈夫ページ17

『そう言えば悟は？』

硝『五条ならずっと元気ないよ、スッキリしない顔…まぁ当たり前なんだろうけど』

『…どうにかしなくちゃね！』

『くよくよしてたら前に進めない！』

勢いよく椅子から立ち上がり扉を開ける

硝『A』

後ろから声をかけられ、どうしたの？と声をかければ心配そうな声で返事が返ってきた

硝『無理、、するなよ』

『…大丈夫だって、10年も一緒にいたんだよ？傑の代わりぐらい私にだってできるよ』

『じゃあね』

後ろ手でドアを閉める

『大丈夫、できるよ。私なら』

急いで悟の元へ急ぐことにした。

どこにいるだろうと歩き続けるも姿は見えない、外に外出はあり得そうだけど、他に調べてないところあったけ？

うーんと唸っていると一つだけ思い出した部屋があった

『悟の部屋だ！』

スタスタと悟の部屋まで足を進め、悟の部屋の前に立つと軽くノックをした

『悟？入っていい？』

返事は返ってこない

『あれ、間違えたかな』

ドアノブを捻り部屋の中の様子を見ると

ベットに腰掛けて毛布を深く被っているようなシルエット

『ごめん勝手に入るね』

足音を立てながら部屋にお邪魔する

『あのさ話がしたくて、傑のことなんだけど』

毛布を掴み悟から取れば
悟と目があった

『えっと傑のことはさ、そのなんていうか』

なんて言えばいいんだろう、さっきまでの勇気も自信も自分を安心させるために一時的に装ったもので、長くなんて続かない

悟『ごめん』

『え？』

悟『全部俺のせいだ』

なんでそんなこと言うの、何も悪くないよ
誰のせいでもない

悟『俺、どうしたらよかったかずっと考えてるんだ』

悟『あの時、俺が傑の異変に気がついてしつこく話を聞こうとしたら、少しはアイツ安心できたかな』

悟『……でも俺は、親友の変化にも気づけなかった』

お前なら、そんな目で見てくる悟に傑との影が重なった

『…』