10年かけて得た君の隣、絶対誰にも譲りません！3【五条悟】 (ページ15)

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＂君＂は最強ページ15

私の頬から手を離すと、タネを返した

どこかにそのまま行ってしまいそうな傑を必死に手繰り寄せるように、傑の腕を掴み引き止める

『私じゃダメなの...悟は傑を好きなんじゃないかってぐらい信用してて、信頼してる』

『肩並べて、2人で戦う最強の2人』

『私じゃ代わりはできないんだよ、傑がいないとみんな困る』

『だから、行かないで』

傑『かいかぶりすぎだよ、悟の横にはもう私なんて必要ない。必要なのはAなんだ』

ぶんぶんと頭を振り、どこかに行こうとしてしまう傑を止めるように捕まえる

傑『困ったな、君にここまで強請られるなんて、でもごめん、生き方は決めたんだ....今更もう引き返すつもりはない』

そうきっぱり言うと私の手をぱっと振り払い、そのまま歩いて行ってしまう

人混みに紛れて見えなくなってしまう傑の背中を見つめながら、止めどなく溢れる涙を流すことしかできなかった