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夜「とにかくAが帰ってきたら、会議室に来てくれ。」
そう言って寮から出ていく。
家「Aからあまり家族の話って聞かないけどAのお兄さんってどんな人なんだろうね。」
夏「そうだね。どんな人か全く想像がつかないな。」
五「俺はパス。なんでわざわざ会わなくちゃいけねぇんだよ」
夏「ちょっと待て!悟!」
夏油が引き止めようとするが、五条は止まらず自分の部屋へと消えて行く。
家「無理に会わせなくてもいいんじゃない?五条が行っても反抗するのは目に見えてるし、かえってややこしくなるんじゃない?」
たしかに家入の言う通りかもしれない…と夏油は思い、引き止めることを諦める。
1時間ほどたった頃、共同スペースの扉が開く。
Aが帰ってきたのだ。
『ただいま〜』
家「お帰り。任務で怪我とかしてない?大丈夫だった?」
『大丈夫だよ。心配してくれてありがとう』
夏油は自分の時との違いに苦笑しつつAに飲み物を差し出す。
夏「お疲れ様。落ち着いてからでいいと思うが、夜蛾先生が会議室に来て欲しい…と。君のお兄さんが来ているらしい。」
その言葉を聞いた瞬間Aの顔色が変わる。
もともと色白の肌が白を通り越して青くなっている。
手に持つペットボトルに入っている水は小刻みに震えだす。
夏「Aちゃん!?大丈夫か!?」
Aの手の震えは次第に全身に伝わりAはそれを押さえるために自分を抱えるように腕を抱く。
次第に呼吸が早くなり目には涙の膜が張る。
家「A!!落ち着け!!」
過呼吸になりかけているAをこのままでは不味いと思い、呼吸を落ち着けるように声をかける。
家「夏油!紙袋を持ってきて!!」
夏「あぁ!!」
夏油は急いで紙袋を取りに行く。
いよいよ呼吸が苦しくなってきたのか、Aは手を喉にかける。
家「A!!大丈夫だから」
喉に手をかければ余計に苦しくなると思い、Aの手首を掴む。
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み付 - 今日初めて読みました とてもいい話です!質問ですが続編のパスワードがわかりません。できれば教えてください (8月25日 23時) (レス) id: 6c0bcf64f8 (このIDを非表示/違反報告)
催花雨(プロフ) - プスメラウィッチさん» 五条さんオチにしようと思ってます!ありがとうございます!これからも読んでくださると幸いです!これからも宜しくお願いします。 (2021年5月5日 21時) (レス) id: d4f28ace1d (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月4日 0時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
催花雨(プロフ) - あおいさん» コメントありがとうございます!ヒロインちゃん頑張ってちょっとずつ心を開かせていくので、その過程も楽しんでいただけたら嬉しいです! (2021年1月7日 21時) (レス) id: d4f28ace1d (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - ヒロインが五条くんとどのように関わっていくのか楽しみです!更新頑張って下さい☆応援しています! (2021年1月7日 21時) (レス) id: eedcdb2f62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:催花雨 | 作成日時:2021年1月4日 1時