運命とは抗うためにあるもの【呪術廻戦】

・ ページ41

こちらに向かって駆け寄ってくる家入に手を振る。


家「遅いから心配した。…で、五条？何しようとしてたのかな？？」


Aに一言声をかけた後、五条の方を向きニヤニヤとからかう。


五「べっっつに！何もしてねぇよ！！」


少し、拗ねたように教室へ向かう五条。



家「随分と仲良さそうだったじゃないか？」

Aが五条に嫌われているのではないかと気にしていたのを知っていた家入はからかい半分、見守る気持ち半分でそう言う。


『どうだろ？仲良くなれた…のかな？でも前よりは進歩したと思う！』


これからも頑張る！と意気込むAを優しく見守りながら教室へ帰ろうと告げる。



家「(まぁ、五条がAを泣かせたら反転術式は二度とかけないがな。)」


『(最後に五条君、私に触れようとしてた？…まさか…ね、それは余りに高望みしすぎだよね。でも、少しだけでも話せて…嬉しかったな。)』



ほんの少し、二人が近づいた日。


夏油が五条に理不尽に当たられた…ことを除けば、高校生らしい賑やかで穏やかな青春の１日だった。


夏「(私だけ被害受けてるんだけど？？硝子にからかわれたからといって私に当たらないで欲しい…)」




********

初めて番外編書いてみました！如何だったでしょうか？


作者的には最後の夏油さんのシーンがお気に入りだったりします(笑)


少しずつ五条さんとAちゃんの距離が縮まっている様子を感じていただけたら嬉しいです！


催花雨

36頁【懐玉】→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す