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Aが自分の過去を告白してから約半年。
五条や夏油に相手をしてもらいながら、術式を意識して使う。
最初は全く使えなかった。が、五条の六眼を使ってのアドバイスを受けながらの呪力操作で使えるようになってきた。
五「ちっげぇ!そうじゃなくてもっとこう…」
『ごめんっ!!こう……???』
夏「程々にしろよー」
また、夏油に体術を教えてもらい小柄な体型を生かして呪具を使うことで任務もこなした。
夏油に体術を教わり、任務をこなし、五条に見てもらいながら術式の訓練。
そんな日々を過ごし、一年生が終わる頃にはすっかり術式が使いこなせるようになっていた。
信頼も深まりその様子が会話や普段の雰囲気にも現れてきていた。
また、夏油も数多くの危険な任務をこなし、特級術師へと昇格した。
やがて、季節は一周し、一年前に4人が通った桜の下に2人の新入生が集まった。
◇
夜「今年の新入生はこの2人だ。」
夜蛾が新入生を連れてきたのは2年生の教室__すなわち五条たち4人が居るはずなのだが……
夜「で、五条はどうした。」
青筋をたて、夜蛾は尋ねる。
夏「(大体予想はついているだろうに…。)サボり…です。」
その横には苦笑する少女と面白そうに笑う少女。
『(硝子、五条君が夜蛾先生に怒られればいいと思ってるんだろうな〜)』
夜「あいつは……まぁいい。これから任務で一緒になることもあるだろう。挨拶しておけ。」
金髪の真面目そうな青年が、一歩前に出る。
「七海建人です。宜しくお願いします。」
その隣の黒髪の人懐っこそうな少年もそれに引き続き、勢いよく礼をする。
「灰原雄です!!宜しくお願いします!!」
夏「夏油傑だ。宜しくね。」
ニコリと人当たりの良さそうな笑顔を浮かべる。
七「(胡散臭いな。)」
灰「(優しそうな先輩だなぁ!)」
家「家入硝子。宜しく。」
七「(この人が反転術式の…)」
灰「(凄い人なんだなぁ!)」
『和泉Aです。分からないこともあるでしょうから何でも言ってくださいね?』
新入生を怖がらせないようにと出来るだけ柔らかく微笑む。
七「(随分柔らかい雰囲気の人だな。こんなことで術師が務まるのか?)」
灰「(すっごい美人な先輩だなぁ)」
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み付 - 今日初めて読みました とてもいい話です!質問ですが続編のパスワードがわかりません。できれば教えてください (8月25日 23時) (レス) id: 6c0bcf64f8 (このIDを非表示/違反報告)
催花雨(プロフ) - プスメラウィッチさん» 五条さんオチにしようと思ってます!ありがとうございます!これからも読んでくださると幸いです!これからも宜しくお願いします。 (2021年5月5日 21時) (レス) id: d4f28ace1d (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月4日 0時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
催花雨(プロフ) - あおいさん» コメントありがとうございます!ヒロインちゃん頑張ってちょっとずつ心を開かせていくので、その過程も楽しんでいただけたら嬉しいです! (2021年1月7日 21時) (レス) id: d4f28ace1d (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - ヒロインが五条くんとどのように関わっていくのか楽しみです!更新頑張って下さい☆応援しています! (2021年1月7日 21時) (レス) id: eedcdb2f62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:催花雨 | 作成日時:2021年1月4日 1時