検索窓
今日:2 hit、昨日:11 hit、合計:4,708 hit

004 ページ4

『 野薔薇めちゃかわ 。 今度デート行こ 』

同学年に可愛い女の子が入ってきてくれて嬉しいよ、可愛いね。

映画見たり買い食いしたりとか出来たらいいな、なんて言ってみて。 こんなの全高校生の夢でしょ。

野薔薇は顔を輝かせて言った 。

「 行きましょ行きましょ! 買い物(ショッピング)行きたい! 」

ショッピング……私ショッピングしたいとは言ってない。

そんなショッピング好きじゃない 。 疲れるあれ 。

意気揚々と話す彼女の前でそんな事を言えるはずもなく、そうだねと相槌を打って寿司を頼んだ 。

『 あ 、 そうだ伏黒久しぶり、元気にしてた?』

「 今更感すげー 」

ふと思い出して伏黒に挨拶をすれば 、 素早く華麗なツッコミが 。

虎杖 、 ソッチ系のセンスあるんじゃない?なんて思った 。

「 あぁ 、 久しぶり 」

相変わらず仏頂面 。 端的。だけど今そんな事どうでもよくて 。

『 ねぇ伏黒 、 何でメール返してくれなかった訳?未読スルーとか有り得なくない? なんかやましいことでもあんの? 』

そう 、 私のメールは三日ぐらい放置されている 。

イマドキ高校生で1日も携帯見ない日ないでしょ 。

絶対見てるもん 、 なんでスルーするの 。

ちょっとした怒りをぶつければ 、 伏黒はあからさまに “ やらかした ” って顔をした 。

「 あー 、 虎杖のこととか色々追われててそれどころじゃ無かった 。コイツが宿儺の指とか食べたせい 」

怒りとか色々吹っ飛んでいった。宿儺の指食べるってどゆこと。なんで生きてるの?受肉?

情報が多すぎてパニック。

虎杖が 、 んー 、 と言う 。

「 器ってやつらしい 」

『 ほーん』

器っていうのはわかるけど 、 どういう経緯で食べたんだ。あれかなり気色悪い見た目してるし 、 食べたいものでは無いと思う。食べたくて食べたとしたら永遠に分かり合えない。

そんな私の目線に気づいたのか 、 虎杖はもう一度口を開く 。

「 まあ成り行きで 」

『 成り行きで指食べないで?』

少し頭を整理しようとしたけれど情報量が多過ぎる 。

面倒になった結果 、 思考を放棄することにした 。

『 まあいいや 。 いつか聞くよ 』

005→←003



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
71人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:よる | 作成日時:2024年1月10日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。