むかしのはなし�� ページ4
読みにくいことこの上ないです！
＋＋＋＋＋
一番最初の記憶は、あたしが4歳か5歳…兎も角、そのくらいの年齢の頃だった。
その頃にはもう、母さんは居なくて。でも、父さんも、みんなも、あたしを可愛がってくれた。──ああ、ここで言う“みんな”は、あたしの家でもあり極道でもある、猛虎組の構成員のことね。
幼稚園でも、友達が沢山できた。
とても、幸せだった。
けれど、小学校にあがった頃、友好関係は変わった。
両親にきつく言いつけられたのか、あたしの周りに友達と呼べる子は居なくなった。代わりに、あたしに媚を売る大人は増えた。
それは上級生、そして中学にあがっても同じだった。
悲しかった。それと同時に、とても腹が立った。
友達だと思っていた子に無視されて。悪口を言われて。
師と仰ぐべき人間にペコペコと頭を下げられて。顔色を伺われて。
悩んで、悩んで、悩んで。悩みに悩み抜いたあたしは、最低な行為に走った。
夜、家をこっそり抜け出して、喧嘩をして。そんなストレス発散なんて、最低最悪だ。頭では分かっていても、やめられなかった。
そんなことを続けた結果、あたしはいつの間にか巷の噂話で“血濡れのお龍”と呼ばれていた。
その噂を肯定するでも否定するでもなく、あたしは無視した。かつての“同級生”と同じように。
やがて大人になって、父さんの跡を継いだあたしは、今の夫──あなたに出会った。
出会いはお見合いの席で。お互いに一目惚れだったわね。そのうえ趣味でもウマが合ったあたし達は、半年も経たないうちに婚姻届を出して、幸せな新婚生活を歩んだ。
30代に届く頃には３人──長女、次女、長男──の子宝に恵まれて。子育てには色々と苦労もしたけれど、子供たちが成長していく姿が愛らしくて。
父さんや、父さんが懇意にしていた猫屋敷さんが亡くなった時には、二人きりの時に年甲斐もなくわんわん泣いて。あなたは、そんなあたしを慰めてくれて。
シワが段々増えてきて、悩まされていた頃には、子供たちは全員成人していて。長女なんか、すでに結婚して子宝に恵まれていた。
まだ50にもなってないのに、おばあちゃんとおじいちゃんになっちゃったわね。なんて、あなたと笑いあって。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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眠いちゃん - 終…わり…？ (2023年2月23日 17時) (
レス) @page33 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - キャラがヤンデレになるんですか??それとも元旦那(?)だけがヤンデレなんですか??どっちにしてもおいしいので大丈夫(?)ですｹﾞﾍﾍ更新頑張って下さい！ (2020年12月7日 1時) (レス) id: 67c87e380d (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年3月29日 11時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
ツクモ@不定期更新(プロフ) - ミヤッチさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて光栄です！！不定期更新ですが、なるべく早く更新できるように頑張ります！！ (2019年8月30日 18時) (レス) id: 7fd439868f (このIDを非表示/違反報告)
ミヤッチ - この作品好きですこれからも頑張ってください (2019年8月30日 16時) (レス) id: 566d02ac11 (このIDを非表示/違反報告)
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