第2話 秘匿死刑�� ページ29
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気付けば、石橋の上で横になっていた。適度にひんやりしていて心地いい。
からん、からん。誰かが此方に近付いてくる。三点倒立の要領で起き上がって気配を辿ると、そこには天使の輪が光る黒髪を下げみづらに結い、赤いくりくりとした瞳を大きく見開く少女──否、少年がいた。御引直衣…というのだろうか、歩きづらそうな衣装だ。
『こんにちは』
声変わりもまだなのだろう、鈴のように可憐な声だ。心做しか顔を綻ばせた彼の背景に花が咲き誇っている気がする。
「……こんにちは」
『ふふっ…やっと逢えたね、────僕の龍子』
「え」
なんであたしの前の名前知ってるの？！というか“僕の”って何？！
頭の中がぐるぐるとこんがらがる。
『聞きたいことが山ほどある、って顔だね』
「あるに決まってるでしょ…ッ！！そもそもあんた誰よ？！」
『ああ、そういえば自己紹介がまだだったね。僕は鬼王丸。どうぞよろしく』
「鬼王丸ね、よろしく。……ん？鬼王丸……？」
『あ、もう時間みたいだね』
聞き覚えのある名前にうんうん唸っていると、鬼王丸くんが満月が昇る星空を見上げ、そう言った。途端に、ガラガラと足元が崩れ始める。
「ええ！？ちょっ、何これ！？」
『大丈夫だよ、龍子……ああ、今はAか……』
「本当に大丈夫なんでしょうね？！」
『大丈夫だよ、目が覚めるだけだから』
にこにこと笑う鬼王丸に返事も出来ないまま、あたしの体と意識は闇に塗りつぶされた。
＊＊＊
「おはよう。今の君は
目を覚ましたあたしの目の前には、目隠しをした長身の白髪男が椅子にだらしない格好で座っていた。怪しい。頗る怪しい。
「……アンタ、確か……」
「五条悟。呪術高専で一年の担任をしてる」
「呪術……」
はっきりと、意識が覚醒した。
「先輩……伏黒は！？」
立ち上がろうとするも、両手が太い注連縄で縛られていて立てない。
なにこれ、そういうプレイなの？
「他人の心配してる場合じゃないよ虎杖A
君の秘匿死刑が決定した」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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眠いちゃん - 終…わり…？ (2023年2月23日 17時) (
レス) @page33 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - キャラがヤンデレになるんですか??それとも元旦那(?)だけがヤンデレなんですか??どっちにしてもおいしいので大丈夫(?)ですｹﾞﾍﾍ更新頑張って下さい！ (2020年12月7日 1時) (レス) id: 67c87e380d (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年3月29日 11時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
ツクモ@不定期更新(プロフ) - ミヤッチさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて光栄です！！不定期更新ですが、なるべく早く更新できるように頑張ります！！ (2019年8月30日 18時) (レス) id: 7fd439868f (このIDを非表示/違反報告)
ミヤッチ - この作品好きですこれからも頑張ってください (2019年8月30日 16時) (レス) id: 566d02ac11 (このIDを非表示/違反報告)
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