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『で、どうしようか。』
私は傑を見る。
『私たち、殺し合わないといけない。』
傑「....無理だ」
『100人以上殺しておいて何言ってるの...』
私は傑の手をとり、私の首に添える。
少し力を込めれば簡単に私の息の根は止まる。
殺してみろ、とでもいうように微笑んでみる。
全てを捨てて、世界を敵に回す貴方の覚悟を見せて。
傑「っ!!何やってるんだ!!」
バッと手を振り解かれる。
少しも力を入れることはなかった。
『...ごめんごめん。冗談だよ、
残念ながら、私も貴方を殺せない。
....まだ傑を愛している自分がいるから。』
情けないよね、と笑みがこぼれる。
ギュ
『...傑』
刹那、身体は傑に引き寄せられ、強く抱きしめられる。
『駄目だよ傑』
傑「
私も、というのは、私が彼に双子の存在という呪いをかけた事を知ってのことか。それとも、愛してると伝えた事か。
傑「愛しているよ。ずっと。これからも。」
私たちは見つめ合い
そっと、キスをする。
初めてのキスは、
少し血の味がして。
涙の味もした。
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ぱーむくーへん - 切ないけど、すごく綺麗なお話でした。 すごく好きです。 (2021年1月15日 23時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - 羽憐さん» ありがとうございます...!!!泣先程新作更新しましたのでぜひ読んでいただければ幸いです! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - ディーヴァさん» 嬉しいです嬉しすぎます、ありがとうございます...! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - shinox2さん» ありがとうございます!!泣 (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - マリイさん» リクエストありがとうございます!現在次回作の構想が固まってしまってるのですが、夢主器設定面白そうなのでぜひ参考にさせていただきます! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾ゞ | 作成日時:2021年1月5日 12時