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101. ページ5

『はあ...やっぱりお母さん、傑みたいな人が良いんだ...』


でも...



『何がトリガーになった?』



傑「...衝動的にね。

君があの子達を迎えに来るとわかっていたのに、怒りを抑えきれなかった。」





『そう....私の両親を手にかけたのは傑自身だね。』



傑「うん。呪霊を出したら一瞬で外に弾き出されてしまったから...

君の両親が見える(・・・)側だったら、私は殺さなかった。」



そう。私が家に下ろした帳は呪霊の侵入を拒む。
もし傑のように帳の中で呪霊を出した場合、瞬時に呪霊は外に出される。



私が父を治療できなかったのもそれが理由だった。
紫を顕現させれば弾き出される。


自分の帳に苦しむ日が来るとは思わなかった。



『最期の言葉は、』



傑「Aと仲良くしてくれてありがとう、って。
写真を握りしめていたよ。



...本当に、どうしようもなく優しい人だ。」



2人が憎しみに満ちている顔など、想像もできない。


どこまでも善人。本当に素敵な両親だった。



傑「...本当に随分と冷静だな。」



『悲しいよそれはもちろん。
でも私は傑と対立してしまった事のほうが悲しい。』



呪術規定によれば、彼は間違いなく呪詛師。処刑対象だ。



傑「...非術師を皆殺しにする。


猿供は、この世にはいらない。」



由基と話した時から、もしかしたら心は決まっていたのかもしれない。



『それ、自分の親も含めてる?』



傑「そうなるね。」


彼は悲しそうに微笑んだ。





傑「A。一緒に来てくれないか?」

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ぱーむくーへん - 切ないけど、すごく綺麗なお話でした。 すごく好きです。 (2021年1月15日 23時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - 羽憐さん» ありがとうございます...!!!泣先程新作更新しましたのでぜひ読んでいただければ幸いです! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - ディーヴァさん» 嬉しいです嬉しすぎます、ありがとうございます...! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - shinox2さん» ありがとうございます!!泣 (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - マリイさん» リクエストありがとうございます!現在次回作の構想が固まってしまってるのですが、夢主器設定面白そうなのでぜひ参考にさせていただきます! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綾ゞ | 作成日時:2021年1月5日 12時

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