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12月24日 百鬼夜行 当日




あれだけ豪語しておきながら、
私は高専で待機していた。


開戦までは時間がある。



私は校内の見回りをしていた。


『ん、あれは...』



私はタイヤを回し、廊下を進む


『真希。』


希「A...」


『中に憂太もいるのか。
他はみんな新宿行ったのね。』


希「あぁ。私らはここで留守番だ。」


『私は外にいるから、何かあったらすぐ連絡して。』


希「了解。」



私は真希と別れ、外へ出る。

天元様を守ると言っても、下手に星蔣宮の入り口に立つわけには行かないから、高専内を巡回することになる。



悟、冥さん、七海。みんな、どうか無事で。


______闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え


ドドド...


『っ、帳!!』



開戦はまだなはず、しかもここは予告になかった高専だぞ...!?



誰が、何のために、どこで...!!



車椅子では動こうにも動けない。


『真希、憂太!!!!!!』


力の限り叫ぶが、返事はない。



『紫文錬撃、【蛍】』


下手に動き回るより、蛍で探して直行する方が得策。


『...まさか、貴方がここに来るなんてね』



私は全速力で向かう。






『真希!』


そこには夏油傑と、腹から血を流し倒れている真希がいた。


式部片由良を開く。


傑「遅かったな、A。」


『紫文錬撃
【夕顔】顕現・六条御息所
【末摘花】顕現・常陸宮
【花散里】顕現・花散里
【夕霧】顕現・夕霧
【紅梅】顕現・紅梅大納言』


傑「ほう、そんなに一気に出して大丈夫かい?
てっきり反転術式を使える呪霊を出すと思ったんだけど。」



そうしたい気持ちは山々だ。


だが真希には息がある。あの傷は致命傷ではない。


今は、傑を倒すことだけに集中する。



夕霧と紅梅は男の呪霊。
私は滅多に出さない。


ここぞと言うときの切り札を初手で使った。

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ぱーむくーへん - 切ないけど、すごく綺麗なお話でした。 すごく好きです。 (2021年1月15日 23時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - 羽憐さん» ありがとうございます...!!!泣先程新作更新しましたのでぜひ読んでいただければ幸いです! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - ディーヴァさん» 嬉しいです嬉しすぎます、ありがとうございます...! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - shinox2さん» ありがとうございます!!泣 (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - マリイさん» リクエストありがとうございます!現在次回作の構想が固まってしまってるのですが、夢主器設定面白そうなのでぜひ参考にさせていただきます! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綾ゞ | 作成日時:2021年1月5日 12時

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