またいつか。3【呪術廻戦】

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2017年


5年後の生存率10%と言われる連合に所属していながら、私は10年間呪詛師を追いかけ続けている。



教師の仕事にも慣れてきた。


今受け持っている子達は粒揃い。



禪院家出身だが天与呪縛により呪力0で生まれてきた、禪院真希。

呪言師、狗巻家の次期当主、狗巻棘。

突然変異呪骸、パンダ。

特級過呪怨霊を引き連れている菅原道真の子孫、乙骨憂太。



しかもその担任は最強の男、五条悟ときた。



彼がこの世に生まれ落ちてから呪術界の均衡が崩れ始めた、という噂はどうやら本当らしい。


しかも高専を卒業して5年後、七海が呪術師に出戻りしてくれたのだ。
今度は「労働はクソ」と言っていたっけ。




悟「どうしたの、A？ぼーっとして。」



『____いや、みんなすごいなあと思ってね。
幸せ者だよ、みんなに囲まれて過ごせる私は。』



悟「なんかA、元から似てはいたけどここ数年で冥さんに本当似てきたよね。口調とか雰囲気。」


『どうだろう、頻繁に会う仲だし。似てきたりするのかもね。』


まぁお金はそこまで好きじゃないけど、と付け加える。



悟もあれ以来すごく雰囲気が変わった。

一人称は俺から僕になり、口調も優しいものになった。


『...悟も変わったね。』



悟「今の僕なら、Aのご両親も認めてくれるかな？」



こんな風に、冗談も言うようになった。


『ふふ、そうかもね。』



悟「いつになったら、あいつ(・・・)じゃなくて僕を見てくれるの。」


『...別に、今彼を見ているわけじゃないよ。』



半分本当、半分嘘だった。


傑に対する恋愛感情が無いのは本当。

でもまだ私は呪いにかけられたまま。




〜♪


『お、任務かな』



スマホの画面を見ると、連合からだった。


どこかで、呪詛師が出たようだ。

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