またいつか。3【呪術廻戦】

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私達3人は、高専を卒業しても教師・医師としてここに残る決断をした。



七海はというと、卒業こそしたものの一般企業に就職するらしい。
彼は常々、「呪術師はクソ」と言っていた。



私は教師として、そして高専所属の術師として働く傍ら、


世界各国を飛び回っている呪術師によって構成される「対呪詛師連合」に所属した。



連合だなんて大層な名前はついているけれど、
実際構成員は50人にも満たない。



呪詛師が出たと報告が入ればすぐさま現地へ出向き、捜査を行う。


もし呪詛師と対峙した時は、命懸けで処刑する。



並外れてリスキーな仕事。



悟には散々反対された。



そんな危ないことに首を突っ込むくらいなら呪術師を辞めてくれ、なんて言われたこともあった。



でも、私は危険をおかしてでも呪詛師を追いかけなければいけない理由があった。






夏油傑、私の愛した人。




最悪の呪詛師と謳われたその人を、私は自分の手で、私達の手で殺したかった。



それが私の、責務だと思っていた。




真っ直ぐ伸びる4本の線路。



彼の線路だけが、大きく横に逸れた。



それを戻せなかった、線路の先が曲がっていたことに気が付けなかった私自身の罪。

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