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110. ページ14

夜蛾先生が間に入ってくれたおかげで私は再び地面を踏むことができた。



『ゲホ、ゴホッ....』



夜「何やってるんだ悟...!」



『悟、さとる、ごめん。ごめんなさい。』



彼の目は限界まで開かれ、私の目を射抜く。



悟「....お前、傑と会ったんだろ...!?」



『...会ってない』



悟「じゃあなんでテメェに傑の残穢がびっしりまとわりついてんだよ!!」



『!?』

夜「!」



私も夜蛾先生も気づかなかったものが、
悟には、その六眼には見えているんだろうか。



『....私の地元だったんだ、傑の任務先。』




悟「...!」



『私は初日呪術連に行って、2日目の昼に地元に帰った。

その時にはもう、辺りは血塗れ。


傑の残穢があって、私の両親も、』



夜「A、無理に話すんじゃない。」



『その時についたのかもしれない。

...でも悟はすごいね、あれから10日も経ってるのに』




悟「っ.....」



悟はバツが悪そうに俯く。



『ごめんね悟。私、結構傑とは仲良いと思ってたんだけど....何も気付けなかった。』



悟「今更そんな事どうしようもねぇだろ....」


悟は私の肩を掴み、



悟「....いなくなるんじゃねぇぞ、

後追いとか、絶対許さねぇかんな...!」



『...大丈夫だよ、私はこれからも呪術師だから。


悟と、硝子と、ずっとずっと一緒にいる。』



悟は私をきつくきつく、抱きしめた。

もう、誰も失いたくないというように。


私も彼の背中に手を回す。

彼の親友を失った寂しさと、私の最愛の人を失った寂しさを噛み締めるように。

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設定タグ:呪術廻戦 , 夏油傑 , 五条悟
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ぱーむくーへん - 切ないけど、すごく綺麗なお話でした。 すごく好きです。 (2021年1月15日 23時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - 羽憐さん» ありがとうございます...!!!泣先程新作更新しましたのでぜひ読んでいただければ幸いです! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - ディーヴァさん» 嬉しいです嬉しすぎます、ありがとうございます...! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - shinox2さん» ありがとうございます!!泣 (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - マリイさん» リクエストありがとうございます!現在次回作の構想が固まってしまってるのですが、夢主器設定面白そうなのでぜひ参考にさせていただきます! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綾ゞ | 作成日時:2021年1月5日 12時

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