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107. ページ11

No side



悟「...は?」


高専の廊下。


生徒数の割には広すぎるその空間で、




五条悟と担任、夜蛾正道は立っていた。



夜「何度も言わせるな。
傑が集落の人間を皆殺しにし行方をくらませた。」


突然告げられた、親友の離反。



五「聞こえてますよ。だから「は?」っつったんだ。」



夜「傑の実家は既にもぬけの殻だった。
ただ、血痕と残穢から恐らく両親も手にかけている。」



五「んなわけねぇだろ!!!」



五条悟は声を荒げる。



夜「悟。

...俺も、何が何だかわからんのだ。」



五「〜〜〜っ!!!」


_____________


新宿


家入硝子は、喫煙所にいた。


夏「火、いるかい?」


声の主の方向を見ると、や。と夏油傑が手を振っていた。


家「犯罪者じゃん。何か用?」


夏「運試しってとこかな」


そう言って夏油は家入の煙草に火を向ける。


家「一応聞くけど冤罪だったりする?」


夏「ないね、残念ながら。」


家「重ねて一応、何で?」


夏「術師だけの世界を作るんだ。」



家入は夏油と会話をしながら器用に携帯を取り出し、五条に電話をかける。


家「...あの子はどうすんの」


あの子、とは同期の紫月Aの事だろう。


夏「知っていたのか。」


家「お前ら揃いも揃ってAの事見てんだもん。
そりゃ誰でもわかるだろ。」


夏「...Aは私と一緒に地獄に落ちてはくれないらしい。」


そう言って夏油は自虐的に笑う。


家「...はっ、愚問だな。あいつが地獄に落ちそうになったら私も五条も、死ぬ気で引きずり上げるよ。」

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ぱーむくーへん - 切ないけど、すごく綺麗なお話でした。 すごく好きです。 (2021年1月15日 23時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - 羽憐さん» ありがとうございます...!!!泣先程新作更新しましたのでぜひ読んでいただければ幸いです! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - ディーヴァさん» 嬉しいです嬉しすぎます、ありがとうございます...! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - shinox2さん» ありがとうございます!!泣 (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - マリイさん» リクエストありがとうございます!現在次回作の構想が固まってしまってるのですが、夢主器設定面白そうなのでぜひ参考にさせていただきます! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綾ゞ | 作成日時:2021年1月5日 12時

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