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56. ページ8

「...紫月さん、紫月さん。」


『...』


「...ここ最近激務続きでしたもんね。」


そう言って補助監督は道路脇に車を止め、
携帯を取り出した。


家入にメールを送る。


【もう少しで高専に着くのですが、
紫月さんが後部座席で眠っているので、部屋まで運ぶのを手伝ってください】


紫月は華奢だから、眠っていて身体の力が抜けていても女性2人で運べるだろうと見たのだ。

すぐに【了解です】と返事が来た。



改めて、車を走らせる。

高専内に車を止め、家入を探す。
まだ、紫月はぐっすり眠っている。


「あれ、家入さんいな_____」

悟「Aは?まだ寝てんの?」


来たのは、家入ではなく五条だった。

「あ、五条さん。はい。後ろで...」


悟「ったく...」

少し乱暴に、後部座席のドアを開ける。


「...起こさないであげてください。」


悟「あ?...あぁ。わーってるよ。」


てっきり頬でもつまんで無理やり起こすと思っていた彼女は驚く。
そのまま五条は紫月を抱きかかえ、寮の方へ向かっていく。


悟「俺が寝かせとくから。
報告書とかはコイツが起きてからでいいだろ?」


「...はい。よろしくお願いします。」

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綾ゞ(プロフ) - カイトさん» カイトさん、コメントありがとうございます!嬉しいです泣鋭意作成中ですので、お待ちください! (2021年1月3日 12時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
カイト(プロフ) - 続きが気になります!楽しみにしています (2021年1月1日 22時) (レス) id: dc7be63a62 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月21日 10時

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