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私は空になったお皿を持ち、家に戻った。
母「どうだった?」
『明日、なるべく早くに迎えに来る。』
父「そうしてくれ、頼む。」
母「そういえば、最近この村の人間が行方不明になってるの。」
私はここに来る前に、呪霊の残穢を見つけていた。
この村の人間がどうなろうと私の知ったことではない。
呪術師失格だな、こんなこと思うなんて。
いつか呪術連が見つけて、祓うだろう。
『この家にいれば安全だから、なるべく外に出ないでね。
夜は絶対家にいて。』
この家は私の結界に守られている。
結界と言っても、帳と同じ要領で作っているものだけど。
無色透明な、呪霊の侵入だけを拒む帳。
私は一年に一度の帰省で、その帳を新しいものにしている。
我ながら、こんな芸当ができるなんて、結界術の素質があるんじゃないかと最初成功した時は驚嘆した。
だからと言って、他の家には下ろさない。
助ける人を選ぶ、なんて呪術師は割といる。
私は基本困っていれば助けるけれど、
これは、私情。
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綾ゞ(プロフ) - カイトさん» カイトさん、コメントありがとうございます!嬉しいです泣鋭意作成中ですので、お待ちください! (2021年1月3日 12時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
カイト(プロフ) - 続きが気になります!楽しみにしています (2021年1月1日 22時) (レス) id: dc7be63a62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月21日 10時