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2人はじっと私を見つめる。
『信じろって言っても難しいよね...
私も
「「！」」
『そしたら、私と一緒に逃げよう。
お腹いっぱい美味しいもの食べて、
お風呂に入って、
温かい布団で眠ろう。』
それまであと少しだけ、我慢しててほしい。ごめんね。
そう言って私は牢の隙間からおにぎりを差し出す。
ｼﾞﾘ...
2人の目には一瞬希望がうつったものの、
やはり突然来た見ず知らずの女は怪しいことこの上ない。
「あのおじさんは...」
あのおじさん...恐らく私の父の事だろう。
『おじさんは今怪我をしてて来れないの。
私はおじさんに頼まれてきたんだよ。』
おずおずと2人はおにぎりに手を伸ばし、
それを頬張る。
自然と笑みが溢れてしまう。
「おじさん、私たちのせいでケガしちゃった」
『！』
「お姉さん、おじさんのかぞく？」
『えっ...』
「おもった、雰囲気がにてる。」
「やさしい、あたたかい雰囲気」
『っ.....』
私は手を伸ばし、2人の頭を撫でる。
2人は目を細めて笑う。
私だけでなくこの子達まで、
2度も過ちを冒したここの住民を、
私は許せない。
どうしても、許せない。
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綾ゞ(プロフ) - カイトさん» カイトさん、コメントありがとうございます！嬉しいです泣鋭意作成中ですので、お待ちください！ (2021年1月3日 12時) (
レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
カイト(プロフ) - 続きが気になります！楽しみにしています (2021年1月1日 22時) (レス) id: dc7be63a62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾ゞ | 作成日時：2020年12月21日 10時
