93. ページ46
こうして道を歩くのも何年ぶりだろう。
私の家は村の端にあるから、いつも山から直接庭に入って、そのまま裏口に行っていた。
ザッザッ
______見えた
忌々しい、私を閉じ込めていた蔵。
『紫文錬撃、【夢浮橋】』
父が言っていた通り、門番係の男2人は眠っていた。でも私が物音を立てれば起きてしまうだろう。
目が覚めないように、術式で確実に眠らせる。
夢浮橋は、対象を眠らせて夢の世界へ引きずり込む。
朝が来るまで目覚めることはない術式。
どちらかと言うと呪霊よりも人間、対呪詛師の術式とも言える。
『...一般人に術式使っちゃった』
命に関わることはまず無いし、これはお咎め無しでお願いしたい。
つっかえ棒を外し、扉を開ける。
ギィ...
開けるとそこには
座敷牢、そして身を寄せ合い怯える2人の女の子。
顔には複数のアザ。
今すぐにでも助けてあげたいが、この真っ暗な中小さい子供を2人連れて山を降りられる自信はない。
コツ...コツ...
『...はじめまして。私はA。あなたたちの味方です。』
248人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
綾ゞ(プロフ) - カイトさん» カイトさん、コメントありがとうございます!嬉しいです泣鋭意作成中ですので、お待ちください! (2021年1月3日 12時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
カイト(プロフ) - 続きが気になります!楽しみにしています (2021年1月1日 22時) (レス) id: dc7be63a62 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月21日 10時