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新千歳空港______
『やっぱり東京と比べると夜は冷えるな...』
時刻は20時。
空港からは距離があるものの、実家に着くのが23時はまだ早い。
一度呪術連に行こう。
実家と呪術連の施設はそこまで遠くない。
『汽車は、っと...』
汽車に揺られる事3時間。
峠を越える為電波も繋がらず、とても暇だった。
身軽にすることばかり考えて時間を潰す手段を考えていなかった。
本の一冊でも持ってくれば良かったと後悔する。
『早く、会いに行かないと...』
例の双子にも早く会いたい。助けてあげたい。
今も寒い中ご飯を食べれず震えていると思うと、
本当に村の人間には虫唾が走る。
それに、父の事も心配だった。
優しすぎるのだ、私の両親は。
もっと早く言ってくれれば、という気持ちはもちろんあるが、過ぎた事を責めても仕方がない。
ただ、私も住民が寝静まってから実家に帰らなけらば何をされるかわからない。
今の私なら村の力自慢の男でも捩じ伏せられるだろうが、
小さい頃からのトラウマが、住民が起きている時間帯に村に足を踏み入れる事を拒絶する。
まぁ、さすがに双子を保護するのは昼間になるだろうけれど。
そうこう考えているうちに、最寄駅についた。
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綾ゞ(プロフ) - カイトさん» カイトさん、コメントありがとうございます!嬉しいです泣鋭意作成中ですので、お待ちください! (2021年1月3日 12時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
カイト(プロフ) - 続きが気になります!楽しみにしています (2021年1月1日 22時) (レス) id: dc7be63a62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月21日 10時