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『...どう？傷は治せたけど...見える？』
私は七海の前で手をひらひらさせる。
七「...大丈夫です。よく見える。」
『...良かった』
沈黙が続く。
七「...紫月さん、
灰原が....殉職しました...」
口を開いた彼から明かされた仲間の死。
『......そう。』
数日前に、行ってきます！と笑顔で出ていった彼が。
彼の笑顔は人を自然と笑顔にさせる。
しんどくても、彼に会うと口角が上がるのだ。
本当に、彼は家族想いで仲間思いの善い人だった。
もうあの笑顔は見れないのか。
私たちのムードメーカーだった彼は、もういないのか。
呪術師である以上避けられない"仲間の死"。
でも彼は、死んで良い人間ではなかった。
七「...泣いたりしないんですね。」
『....七海あなた本当に目見えてる？』
七「見えてますよ。
でもこんなに近くにいる貴女の顔ですらぼやけている。
どうしてでしょう...」
私は七海の頭を撫で、隣に腰掛ける。
彼の涙を見るのは初めてだった。
私の視界ももうぼやけて何も見えない。
私たちは尊い仲間の死と突然、ぶつかる事になった。
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綾ゞ(プロフ) - カイトさん» カイトさん、コメントありがとうございます！嬉しいです泣鋭意作成中ですので、お待ちください！ (2021年1月3日 12時) (
レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
カイト(プロフ) - 続きが気になります！楽しみにしています (2021年1月1日 22時) (レス) id: dc7be63a62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾ゞ | 作成日時：2020年12月21日 10時
