検索窓
今日:28 hit、昨日:22 hit、合計:109,504 hit

70. ページ22

『迫害もいいところだよ。

私の家は幸い村の中でも大きめの家だったから、
私が生まれてすぐに村を追い出されることはなかった。

家の外に出ようものなら石を投げられ、罵声の嵐。
何度連れ去られて森の奥深くに捨てられたことか。』


傑は私の隣に腰かけ、ただ話を聞いていた。


『だから私は家にこもっていたの。ずっと。
両親だけは唯一呪術に理解のある人間だったから。

私の呪具は私の家系に伝わるものだった。
驚きだよね、非術師の家に特級呪具があるんだもの。


...母が読んでくれる物語が大好きだった。
難しくて最初は全然わからなかったけどね。

両親がいるから、私は幸せだった。


でもある日、ふと両親の身体が傷だらけだと気がついたの。
罵声や暴力は私にだけ向けられていると勘違いしていた。

....そんなはずないのに。』

傑「...ご両親まで...」


『だから私は村長に言ったの。
「村を出るから両親のことをいじめるな」って。

元々両親は人望の厚い人だったから。
私さえ消えれば丸く収まると思ったの。


でも私、その時衝動に任せて身一つで乗り込んじゃって。
.....座敷牢に閉じ込められたのね。』

傑「なっ....!」

71.→←69.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (89 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
248人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 夏油傑 , 五条悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

綾ゞ(プロフ) - カイトさん» カイトさん、コメントありがとうございます!嬉しいです泣鋭意作成中ですので、お待ちください! (2021年1月3日 12時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
カイト(プロフ) - 続きが気になります!楽しみにしています (2021年1月1日 22時) (レス) id: dc7be63a62 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月21日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。