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31. ページ33

確かに、意識が朦朧としている。

伏「常人なら食らった瞬間に意識失うような代物だ。
...やっぱとことんバケモノしかいねぇのな。呪術連は。」


じゃあな、と言い本殿への道に歩みを進める。
あいつ...なんで本殿への入り口がその道だってわかる...、

『ま....て...』


駄目だ、頭がぼうっとする。




傑「絶対、死なないでくれよ。」




ねぇ、傑。何で出てくるかなぁ。

硝子、私たちがいなくなったらひとりぼっちじゃん。



傑だけでも残れば、寂しくないよね。

私は悟とあっちで仲良くするよ。


どうせ死ぬなら、最後に1発....


『領...域.....展開.......』

伏「!!」


『【雲隠】』


あたり一面、「無」に包まれる。

雲隠は本文が存在しない。
その名の通り、何も感じない。何も見えない。聞こえない。思考すらも、奪う____________


『顕..現....【藤壺】』


最後の呪力を振り絞り、呪霊・藤壺を顕現させる。
その美しい風貌からは想像できない強い剣技で、舞い、刺す_______


『おね...が...あいつを......』

藤壺はこちらを見て静かに頷き、深い霧の中に消えた。


_____________あぁ、まずいな

私が死んだら領域は閉じる。

お願い藤壺。少しでも多く傷を負わせて____



『は....ぁ...』



流石にもう無理かも......



『みんな、大好きだよ.....』

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作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月4日 20時

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