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24. ページ26

その場にいた全員の時が止まる。

ありえない...

だって此処は____


反射的に傑は呪霊を出し、悟の背後にいる謎の男を攻撃する。


私も考えるよりも先に体が動いていた。
天内を抱え、天元様の元に急ぐ。

『黒井さん!着いてきて!』

黒「っ、はいっ...!」

流石に2人も抱えて走れる体力は無い。


悟「Aッ!頼んだぞ!!!」

『...あぁ。絶対死ぬなよ、悟。』


ゴゴゴゴ...

すぐに追いかけてきた傑と共に、地下へ続くエレベーターに乗り込む。


早く、早く....
ただの一分一秒が、とても長く感じる。

冷や汗が止まらない。
手足も震えている。

悟は、悟は大丈夫だろうか。

なんだあいつは、呪力が無い人間なんているのか?

絶対に残穢は残さないようにしないと、

傑が呪霊を出したんだ。
夜蛾先生は気づいて助けに行ってくれただろうか。


...


...


まだ着かないのか...?


ギュ、と手を握られる。
途端に私の意識は現実に戻る。


『っ傑......』

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作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月4日 20時

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