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20. ページ22

結局、国内線国際線合わせても片手でおさまるほどの数しか天内を狙う奴はいなかったし、早々に切り上げてホテルに行く。


20時、チェックインをしてシャワーを浴びたり食事をとり、
21時。私は再び空港に来ていた。

『______休めって言われたけど、悪い奴らって基本夜行動するからさ。』

私の足元には変に顔を隠した男3人が転がっている。


くぅっ、と伸びをして、私は展望デッキに向かう。
ここなら、空港周辺を一望できる。


座禅を組み、静かに深呼吸をする。

『式部片由羅、紫文錬撃【(ほたる)】_____』


私の出した巻物_____呪具・式部片由羅から淡い黄緑色の光の粒が浮き出て、散り散りになった。

この光は強い呪力や呪霊を察知すれば私に知らせてくれる。
力は消耗するけれど、数を出して空港内をくまなく探索させれば千里眼も同然。


ここまでの規模ではないけれど
24時間出しっぱなしにしたこともあるから、
4人と合流するまでならきっと大丈夫。


私はそっと、目を閉じ、(光の粒)たちに意識を巡らす。

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作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月4日 20時

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