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傑の話によると、天内理子の世話係の黒井美里が誘拐犯に拉致られたらしい。
その拉致犯が取引場所を沖縄に指定したそうだ。
『はぁ、またなんで沖縄なんか…』
傑「遠ければ遠いほどいいって考えかな、」
随分と安直な考えだな…普通拉致って移動するなら車とかだろうに…
『ここからだと飛行機使わないと移動できないくらいだもんね…ってあれ?』
傑「まさか…」
『「空港を閉鎖して天内理子/理子ちゃんの同化を阻止するつもりなんじゃ…」』
天内が同化に間に合わない。
それだけは絶対に避けないといけない。
『…明日何時に行って帰って来るの』
傑「9時には向こうに着く。今の予定では15時に空港を発つ予定だよ。」
『おっけ。任せて、雄と建人も連れていく。』
傑「うん。それなら安心だ。お願いするよ。」
ガチャッ
悟「おーい、傑ー。ってなに、電話?」
傑「はぁ…悟、ノックぐらいしろよ…」
『やっほ、悟。たんこぶ治った?』
悟「…!A…?」
あれ、思ってた反応と違う。
いつもならうっせ、とか言って電話切ろうとするのに。
悟「お前、ずっと傑と電話してたのかよ。」
『…まぁ、ずっとではないけど…』
通話時間を見ると、30分ほど経っていた。
傑「A、今日はありがとう、明日朝早いだろ?
もう寝よう。おやすみ。」
『えっあっうん、おやすみ傑。悟も、今日はお疲れさま。おやすみ』
なんか最後悟の様子がおかしかったし、傑も急いで電話切っちゃったけど何かあったんだろうか。
時間を見ると、もう0時をまわろうとしていた。
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作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月4日 20時