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約3時間半のフライトを終え、私たちは東京に着いた。
傑には寝てくれと言われたけど、
私は悟を無理矢理寝かせ、術式で蛍を出した。
飛行機なら少しの蛍で空間を網羅できるから、体力もそこまで消費しない。
賞金が取り下げられた事で、少し肩の荷が軽くなる。
車で空港から高専に向かう途中
傑「A、本当に大丈夫かい...?」
悟と天内を挟むように後ろの席に座る傑から聞かれる。
『私なら全然平気だってば。もう、傑ってたまにママになるよね、』
ずっと私の心配ばかりしている傑に、思わず笑ってしまう。
傑「ママか....」
悟「傑なら良いママになれるよなーAー?」
『ふふ、そうだね。
それより悟は?少しは楽になった?』
悟「おう、全回復した。」
『無理はしないでよ。』
傑もね、と後ろを振り返る。
天「Aこそ2人のママみたいじゃぞ。」
『えー、嫌だよこんなクソガキ共のママとか』
悟「あ"ぁ??誰がクソガキだよ」
傑「それは聞き捨てならないな。」
黒「ふふ、皆さん本当に仲が良いんですね。」
悟「...おー、まぁ俺ら『最強』だし??」
『なに、素直じゃん。』
...そう、私たち4人全員は最強なのだ。
悟と傑。
傑と私。
私と悟。
そして私たち3人を支えるのが硝子。
改めて思うとこそばゆい。
でも私はみんなが大好きだし、信頼してる。
あと少しで高専に着く。
結界内に入れば、呪術師や呪霊が寄り付くこともない。
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作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月4日 20時