【じゅじゅ】しくじって近侍の鶴丸とトリップした【とうらぶ】 (ページ4)

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呪いとは無関係なものでページ4

「あ、目覚めた？」

「え、あれ？ここは……」

視界に広がったのは見覚えのない天井。

そして傍には知らない女の人(多分)。

あれ、けっこう美人の類では？？？

「新しい刀ですか？実装は聞いてないのですが」

「寝惚けてるが元気そうだな」

目の下に酷いクマを作った美人さんに「起きられるか？」と聞かれたので上半身を起こす。

他にも具合を聞かれたが、全くもって健康だった。

意外にも体は頑丈(タフ)なようだ。

え、精神面？粘土くらいじゃん？

刀剣男士が重症を負ってくると、心が死んでいく感覚を覚えるくらい。

「さて、ここがどこだか分かるか？」

美人さんは、私のベッドから離れた場所にある椅子に腰かけて、流れるように足を組んだ。

スタイルいいなぁ……ってか、もしかしなくても【女性】？？

「分かりません。失礼ですが、あなたは？」

「私は家入硝子。医師だ」

医師？？？じゃあここは病院ってこと？？

それにしては、ベッドは少ないし、部屋は狭いし、何より何で医師本人の机があんの？

(病室よりか、保健室って感じだな)

ひとしきり見渡し、改めて美人さんを見ると、ずっと私を見ていたのか、バッチリと目が合った。

もしかして私が落ち着くの待ってた？？

やだ惚れちゃう……ただでさえ、演練で会う女審神者は変態か腐女子か下品か奇行種なのに。

あまりこういう種類(タイプ)の女の人には巡り会えない。

「ここは、東京都立呪術高等専門学校。分かるか？」

「……え、すみません。何１つ頭に入ってきませんでした」

「だろうな」

学校は聞こえた気がする。ってか『だろうな』って……どういう意味？

「知らない奴がいることは珍しくない。簡単に説明するぞ」

まーここまで読んでる人は知ってるだろうから省略ということで。

私は理解していないがな！！！！

理解できるわけないんだよ。呪術とか呪霊とか呪力とか。

全部呪い関係じゃないか。

分かりやすいように言うと、呪霊は歴史修正主義者でしょ？

呪力は……まぁ分かる。ようするに"気"でしょ。

でも呪術がいまいち。鍛刀とか刀解とか、そこらへんと似てる……のかな？

「さて、じゃあ行くぞ」

「え、どこに？」

「学長の元さ」

あーなるほど、なるほど。つまり【大将】のところへ連れて行かれるのね。

(首が飛びませんように……)

そういえば、鶴丸はどこにいるんだろう。

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クロスオーバーって、作品によって善し悪し分かれやすいよな。