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やっぱり七海はまだ柔軟さにおいてはAには及ばないな。
体を思うがままに自分の考えるがままに操る柔軟性とある程度の筋力と、戦闘における一番重要なある種の勘のようなものをAは全て兼ね備えているから、こんなにも自由に動けるのだろう。
俺の拳をAが手で受け止め、それは決着がつかずに終わった。
「…………ちょっと、本気で殴りすぎてない？止めた時グキっていったんだけど。え、大丈夫そう？」
「歳だからじゃねぇの」
「それ禁句だよなー！！こっちの人間じゃねぇ私はサザエさん方式取り入れても大丈夫だよねぇー？！」
「29歳」
「やめろー！！！現実を突きつけてくるな！！」
結局手首はグキッと言っただけで大丈夫だったようだ。
反転術式使えるから何しても大丈夫だよなと仕返しされそうになって、全力で無下限張ったけど。
「お前強くなったよなー。最初の頃は目も当てられなかったぐらいなのによ」
「そんなにじゃねぇだろ」
「いやー。昔をフ◯ーザに例えたら、今は魔人ブ◯ぐらいにはなってるぞ」
「わかりにくいんだよお前の例え」
一人で勝手に脳内ランキングを作り始めるAに俺は眉を顰めた。
「……だが、そんなに強さを求めて、お前はどうしたいんだ？」
「え」
脳内ランキングを作っていたはずのAは俺の方を向いてそんなことを聞いてきた。
強くなってどうしたいか。そんなことは考えたことがなかった。
最強の術式と六眼を持ってるから、強さを求めるのは普通のことだと思っていた。
「お前は去年のあの日から、強さを求めるのに必死になっているだろ。強さを求めるのはいいが、悟はどこか焦っている気がしてな。徒党組んで世界滅亡とか企んでねぇよな？」
「企むわけねぇだろ。馬鹿か」
逆になんで世界滅亡を企ててると思ったんだよ。
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フルーツパンチ侍(プロフ) - きょきょさん» ありがとうございます(^ ^) これから最終章に向けて主人公サンの事が明らかになったり、ちょっとシリアスになっていきますが、主人公サンが必死で食い止めるみたいなので応援してあげて下さい┏○ (9月28日 21時) (
レス) id: 7959978e00 (このIDを非表示/違反報告)
きょきょ - この作品すごく大好きです！更新楽しみにしてます！ (9月27日 20時) (レス) @page14 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フルーツパンチ侍 | 作成日時：2023年9月23日 11時
