ふざけてばかりのあの人は今日も高専をふらついてる【銀魂】【呪術廻戦】

最近の子供はもので釣れない（五条） ページ37

Aは子供嫌いらしい。

俺の任務で久しぶりにAが担当になった時に、その任務地周辺の公園にいた子供を避難させなければいけないことになった。
Aは生意気な子供が嫌いのようで、その子供集団を見た途端顔を歪めていた。

「はーい。ビック◯マンチョコが欲しいガキどもーこっちへおーいで」

近くのコンビニに行って速攻戻ってきたと思ったら、ビック◯マンチョコ買ってきたのかよ。
俺の方がびっくりだわ。

「ビック◯マンチョコー？何それ。今はそんなのよりポケモ◯カードだよ。知らないの？」
「うっせ！！ビック◯マンチョコもしらねぇ奴にビック◯マンチョコを語る資格はねぇ！！」

なんで子供釣るために買ってきたビック◯マンチョコにお前が熱くなってんだよ。
悟、食え、とAは大量のビック◯マンチョコを押し付け、コンビニにダッシュしていった。

いやこんなにいらねぇよ。
俺もしらねぇし。ビック◯マンチョコ。

「ほら！！ポケモ◯買ってきてやったぞ！！」
「なに？またシール？？ポケモ◯カードって言ったよね？……仕方ないからもらってあげるよ」

カクカクと動き出したAの肩を掴んで止める。

こいつ今手を離したらガキを血祭りにあげそうだ。
ムカつくのはよくわかるが、抑えろ。

「はい、一列に並んでねー。くださいとありがとうございましたを忘れずになー。そしてここから立ち去ってもう二度と近づくんじゃねぇぞー」

Aはその威圧感で子供を一列に並ばせてポケモ◯シールを渡していった。
大体の子供がそれに倣ってAからシールを受け取っていく。

「シール！！」
「オネーサンはシールじゃないよー！シールに見えるのー？？眼科に行った方がいいんじゃないかなー？？」
「ガキ相手に大人げねぇ……」

Aに詰められて子供半べそかいてるし。

結局そいつはAの手からシールを奪い取って、泣き叫びながらどっかに消えた。
チッとAの舌打ちが聞こえる。
子供マジで嫌いなのな。

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