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もし彼女が常連の多い居酒屋で働いていたらすぐにやめさせろ(五条) ページ31

Aがなぜか居酒屋で働いているという情報を手に入れ(廊下で話していた補佐監督から聞き出し)、俺たちは夜にそこに行くことにした。
なんでそんなところで働いているのかは本人の口から聞き出すつもりだ。

「いらっしゃーい!!!」

扉を開けて声をあげたのはAだった。
そして、俺たちを見るなりげっ、と言う顔をする。
居酒屋で働いてるって本当だったのかよ。

「店長ォォー!!!こいつら未成年です!!!」
「えぇ?……そうは見えないけど。別に酒飲まなかったら未成年でもオッケーだよウチは。いかがわしい店じゃあるまいし」
「駄目でしょ!!!店長!!!大人としてどーなんですかその対応は!!!」
「お前が言うなよ、お前が」

Aは騒ぎ立てるが、店長は普通に俺らを迎え入れた。

店内は賑わっている。客も多くて客は総じて声がでかい。
その中でAは引っ張りだこだった。

「Aちゃんー!!こっちきて一緒に飲もうぜー??」
「こちとら仕事中なんだよ!!んなことできるか!!私のビールだけ置いとけ!!飲みに行く!!」

飲みに行くな。仕事中なんだろ馬鹿。

「Aちゃ〜ん〜彼氏いるの〜?」
「はいはい、いねぇいねぇ」
「俺とかどう??」
「そのふぐりもぎ取んぞ」
「おっかねぇ〜!!でもそこがいい!!」

俺も股の間がひゅっとしたわ。てか絡まれすぎだろあいつ。

「Aちゃん!!好きな男のタイプは!?」
「はぁー?教える訳、」
「店長に内緒でビールとおつまみ、Aちゃん分で注文してあげるからー」
「お、ま、え♡」
「ぎょわぁぁあああ!!!Aちゃんからの好き宣言いただきましたァー!!!」

簡単にそんなことを言うな。

Aはここの看板娘みたいになっていた。

客の大概がおっさんで、Aが料理を運ぶたび、でれでれとかわいい、きれい、とAを褒めまくり、絡みまくる。
それを見ている俺たちも内心穏やかな訳もなく。

「五条、夏油、Aのこと見すぎ。あと顔怖い」

硝子から指摘を受けた。

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フルーツパンチ侍(プロフ) - きょきょさん» ありがとうございます(^ ^) これから最終章に向けて主人公サンの事が明らかになったり、ちょっとシリアスになっていきますが、主人公サンが必死で食い止めるみたいなので応援してあげて下さい┏○ (9月28日 21時) (レス) id: 7959978e00 (このIDを非表示/違反報告)
きょきょ - この作品すごく大好きです!更新楽しみにしてます! (9月27日 20時) (レス) @page14 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フルーツパンチ侍 | 作成日時:2023年9月23日 11時

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