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大体最後の最後で事は起こる(夏油) ページ4

少女の護衛と抹消。
ここまで護衛してきた少女は天元様と同化することによって、彼女個人としての意識は消える。
それは死を意味することと同じだ。

悟と話し合っていた少女の運命、それを選ばせる質問を私は少女、理子ちゃんに投げかけていた。
一緒に帰ろう、そう手を差し伸べたその時、Aが現れた。

「A…………?!?!」
「なんで野郎の気配も気付かねぇんだボケ!!!あとでぜってー扱き直してやるからな!!!」
「…………誰だテメェ」

その声が聞こえて私は初めてそいつがここにいる事に気が付いた。
この男は悟が相手をしていたはずだ。

「悟は…………どうした」
「あぁ…………五条悟は俺が殺した」

そんな訳がない。
だが、こいつがここにいる事、Aがここにいる事、その全てがその言葉は真実だと告げていた。

「俺の撃った弾丸を斬りやがったな?おいおい、こんなバケモンがいるなんざ聞いてなかったんだがなァ」
「バケモン……?それは私を指す言葉じゃねぇよ。本物のバケモンなら私は知ってる。私はただの、死に損ないだ」

それを聞いてその男は喉を鳴らすように笑いだした。

「面白ぇ。お前、何モンだ?」
「人に聞くより自分がまず名乗れやボケ」
「口が悪い女だな。だが嫌いじゃねぇ。……伏黒だ」
「そうか。傑、その子を連れて避難しろ」

Aは少し声を小さく、そいつを見据えながら私に声をかけた。
悟を殺したという男と共にAひとりを残すのはかなり気がかりだった。

「さっさと行け!!!」

その言葉に弾かれるように私は呪霊を召喚した。
男が舌打ちをして私に目を移した。

「真選組参謀…………いや、攘夷志士、“月下の黒死蝶”、遊馬A。参る!!!!」

背後から最後に聞こえたのは、そんな言葉だった。

心配してる時間があるなら動くべきだ(夏油)→←謎と事件は突然に



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フルーツパンチ侍(プロフ) - きょきょさん» ありがとうございます(^ ^) これから最終章に向けて主人公サンの事が明らかになったり、ちょっとシリアスになっていきますが、主人公サンが必死で食い止めるみたいなので応援してあげて下さい┏○ (9月28日 21時) (レス) id: 7959978e00 (このIDを非表示/違反報告)
きょきょ - この作品すごく大好きです!更新楽しみにしてます! (9月27日 20時) (レス) @page14 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フルーツパンチ侍 | 作成日時:2023年9月23日 11時

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